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概要

大学案内2016 第2版

久保 南海子 ゼミ高齢者の心と行動を探る現在の日本は世界一の高齢社会です。社会の中で高齢者が安心して暮らしていくために、また私たちが高齢者とともに生活していくために、高齢者の心と行動を理解することは重要です。ここでは高齢者の学習、記憶、注意といった認知機能や、コミュニケーションや感情などの側面について研究しています。専門分野/認知発達心理学、比較認知心理学ゼミ生の研究テーマ例●加齢にともなう言語流暢性の変化●高齢者と青年における友人関係と生きがい坂田 陽子 ゼミ認知の生涯発達的変化を探る赤ちゃんや子どもは大人と同じ能力を持っているのでしょうか。どのような道筋をたどって言語が話せ、細かいことも憶えられ、計算もできるようになったのでしょうか。また、もっと年齢を重ねて高齢者になっても、今の私たちの能力は維持されるのでしょうか。ゼミでは、幼稚園や老人ホームでの実験・調査を通して、赤ちゃんからお年寄りまで、人の一生涯にわたる認知の発達的変化を検討します。専門分野/認知発達心理学、生涯発達心理学ゼミ生の研究テーマ例●高齢成人における顔の表情認識について●幼児はペット型ロボットの長期疑似飼育が 可能か?神野 秀雄 ゼミ障がいのある子どもへの発達支援障がいのある子どもたちの成長していく力や学習していく力をいかに育てるか、その支援の方法と考え方について学びます。具体的には、知的に遅れのある子ども、他の人とのやり取りや心の交流がうまくできない子ども、知的に遅れはないが学業不振の子どもなどについて考えていきます。専門分野/臨床心理学、障害児心理学、障害児の治療教育ゼミ生の研究テーマ例●高機能自閉症児への学習支援と社会性獲 得支援●新型出生前診断に関する大学生の意識調査蒲谷 槙介 ゼミ子どもの社会性の発達を探る私たちは生まれつき、他者の感情や心に関心を向ける傾向があると言われています。しかし、年齢を重ねるに従い、そこにはさまざまな個人差が生じます。たとえばある人は他者に優しく、またある人は冷酷だったりする―こういった差はなぜ生じるのでしょうか。ゼミでは乳児・幼児の観察等を通して、子どもが社会性を身につけていく過程を探究します。専門分野/乳幼児発達心理学発達心理学領域後藤 秀爾 ゼミ知らない自分と出あう心理臨床の基本は、“かかわりを通して自分に気付く”ということです。ここでは、簡単なボディワークやかかわりのレッスン、描画や心理検査などから自己理解を深めることを体験してもらいます。あわせて、障がい児・障がい者らとのかかわりを体験することで、自己理解と他者理解の相互性に目を向けていきます。専門分野/臨床心理学、発達障害児治療教育学ゼミ生の研究テーマ例●高機能自閉症スペクトラ児の集団参加●虐待を受けた子の自己イメージと対人関係 パターン西出 隆紀 ゼミ家族と心理臨床家族療法をはじめとする心理臨床面接についてロールプレイなどにより体験的に学んでいきます。箱庭療法、コラージュ療法、催眠療法などの体験学習や、面接資料やビデオをもとにした事例の検討会をおこなったり、情緒障害児短期治療施設での心理臨床実習を通して心理臨床活動の基礎体験を積みます。専門分野/臨床心理学、家族心理学ゼミ生の研究テーマ例●虐待的養育態度のもとで育った中学生の攻 撃性について●親子関係イメージと内的対象イメージが境 界例心性に及ぼす影響臨床心理学領域専門分野/臨床心理学ゼミ生の研究テーマ例●児童期の家族関係および友人関係が、青年 期のパーソナリティに及ぼす影響●箱庭表現と制作者のパーソナリティ特性と の関連清瀧 裕子 ゼミ子どものこころと心理臨床おもに幼児期から思春期の子どもを対象とした心理臨床的アプローチを学びます。同時に、描画療法、箱庭療法、コラージュ療法など、心理臨床場面で用いられるさまざまな技法を実際に体験することを通じて、自分と向き合い、自己理解を深めていくこともおこなっていきます。専門分野/臨床心理学ゼミ生の研究テーマ例●児童養護施設入所児の問題行動を通した 主張性●大学生のPTG(外傷後成長)体験について大崎 園生 ゼミ心的外傷の理解と回復への道筋を探る児童虐待、ドメスティックバイオレンス、犯罪被害など、心的外傷体験に遭遇したとき、人がどのような心身の影響を受けるのかについて学んでいきます。人がその影響から回復していくとき、社会とのかかわりが重要な意味を持ちます。子どもと接するボランティアなどを通してその意味を考えます。心理学部 心理学科119