ブックタイトル大学案内2016 第2版

概要

大学案内2016 第2版

これからの社会に必要とされる生涯健康社会のリーダーとは？増加の一途をたどる生活習慣病やメタボリックシンドロームは、若いころから適度な運動と規則正しく栄養バランスの良い食事を心がけ、ストレスを上手くコントロールすることによって、かなりの確率で予防できることが明らかになってきました。さらに最近は心身両面にわたる健康指導技術の開発も進んでいます。こうした社会で求められているのが、基礎医学と臨床医学の幅広い教養を持ち、一人ひとりに合った「運動指導」「メンタルヘルスケア」「栄養管理」「保健指導」をトータルにおこなえる能力を備えた人材です。健康への関心の高まりとともに新たな健康産業が次々と生まれている昨今、スポーツや食品、教育などの分野のリーダー、一般企業での健康管理、医師と患者さまをつなぐ橋渡し役など幅広い活躍が期待されています。また、雇用スタイルが多様化している近年、企業ではスポーツを通して培った組織適合性や協調性、遂行達成力などが高く評価されています。健康が国をあげての取り組みとなっている今、「生涯健康」の専門家が求められています。体と心の健康を探究する、3つの領域で開講される授業から興味に応じて各自が選択します。人体の構造や仕組みを知ることは健康を考える第一歩。 “実際に見て理解する学習” をテーマに、生理機能検査学演習など体験的な学習機会を用意。身体のメカニズムを一から丁寧に学びます。さらに、「病気にならないようにする」「病気の早期発見・治療を心がける」「病気の再発や悪化を食い止める」という3つのステップからなる予防医学の考え方も身につけます。知っているようで知らない身体のメカニズムに迫る“積極的な健康づくり” をテーマに運動のメカニズムを学びながら、スポーツをいかに活用し、指導していけばよいかを学習・研究します。また、教員資格を得るのに必要な教職専門科目のほか、日本体育協会公認スポーツ指導者や健康運動実践指導者など、さまざまなスポーツ指導者になるための科目が充実しています。体を動かすと体の中ではなにが起こるのか現代社会の大きなテーマとなっている “心の健康づくり” について、メンタルヘルスに着目し、精神医学をベースに多角的に考察します。また、栄養学の知識を身につけるほか、ヨーガや漢方、薬膳など話題の健康テーマも豊富に取り上げます。どれも理論ばかりではなくケーススタディを中心に楽しみながら学び、高度な専門性と実践力を身につけます。漢方からヨーガまで話題の健康テーマがラインナップ「生涯健康」の専門家・ 保健体育の教員・ 公認スポーツ指導者・ 初級障がい者スポーツ指導員・ 健康運動指導士・ 健康運動実践指導者・ 企業の衛生管理者　など運動指導・運動プログラムの作成・運動を実践するにあたっての指導・援助メンタルヘルスケア・リラクゼーションの指導・ストレスに対する気づきの援助栄養管理・食生活や食習慣の評価とその改善指導・栄養素の摂取量などに関する指導保健指導・睡眠、喫煙、飲酒などの健康的な生活への指導・教育健康医科学領域健康スポーツ領域健康環境領域162 プロフェッション