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概要

大学案内2016 第2版

社会福祉士 学外実習レポート学外実習※ 2016年度カリキュラムから「相談援助実習」に科目名を変更します。「おせっかいの支援はいけない」。授業で学んだことを思い出しながら、実習中は入所者の方が“自発的にできること”を尊重するよう心がけました。そして、法律や制度がどのようにして暮らしに役立っているのか、入所者の方の話を聞くうちに深く理解することができました。社会福祉士は、“利用者の方に寄り添う支援”のほかに、“法律や制度を通じた支援”もしています。私はこれから、実習で培った“2つの支援”を現場で活かすために、広い視野を大切に、一歩ずつ歩んでいきたいと思います。磯村 絵理さん福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻4年生(愛知県立豊田西高等学校 出身)社会福祉士、精神保健福祉士の国家試験受験資格を取得するための必修科目として、「相談援助実習」、「精神保健福祉援助実習」を学外の福祉施設などで実施します。2年次の早い段階から事前学習などで知識・技術を着実に養い、3年次からの学外実習で実際の現場を肌で感じながら専門性や福祉マインドを培っていきます。そして実習後、報告会を通して実習での経験や気づきを仲間と共有し、学びを深めていきます。授業で学んだ法律や制度。現場に出て、その意味や深さが分かった。現在、心の健康上の問題で精神科を受診する人が増える傾向にあります。障がいはストレス社会と言われる今日では、思春期・青年期の問題をはじめ、子育ての不安や働き盛りの人のストレス、高齢者の悩みなど、心の健康は私たちの身近な問題となっています。そうした中で、心の病がある人たちが、一人の自立した人間として社会生活を送ることができるような支援体制づくりが求められています。心の病がある人へのサポート体制づくりが求められています。※ 精神保健福祉士:心の病がある人たちへの生活支援を主な業務とする国家資格の福祉専門職。※ 社会復帰施設:心の病がある人たちが地域で暮らしていくために必要な援助活動、        地域活動をおこなう拠点としての施設。精神的な病がある人は、病気の治療を継続していくという重荷がある一方で、病気についての周囲の理解が得られず、日々の日常生活に病の影響による生活のしづらさを感じています。しかし、精神に障がいがある人たちへの支援は長い間、医療的ケアに限られ自立生活への支援は立ち遅れてきました。精神保健福祉士※は、精神に障がいがある人たちの自立生活をサポートすることを目的に、平成9年に制度化された新しい専門職です。精神的な病がある人たちが自分なりの生活の仕方を選択できるように、周囲の理解を高めたり、相談を通して問題解決の糸口を見つけたりするなど、必要な社会サービスの活用を支援し、当事者の自信や意欲の回復を支援することなど、幅広い役割が期待されています。精神的な病がある人たちと共に生きられる社会をめざします。精神保健福祉士をめざす上では、社会福祉の視点に加えて精神医療や精神保健に関する知識も幅広く身につけます。多くの人々が心の課題と向き合う現在、精神保健福祉士としての専門性は、医療機関や社会復帰施設※などにとどまらず、あらゆるフィールドで広く活用することができます。心の時代に求められる精神保健福祉士としての専門性を養います。社会福祉専攻 精神保健福祉学早い段階から実習に向けての知識・技術を高め、実際の現場を肌で感じ、人を支えるための力を培います。社会福祉士 実習のプロセス2年次7月2年次9月2年次10月2年次11~3月実習先決定オリエンテーション社会福祉実習※実習ガイダンス3年次前期実習計画書作成実習先への事前訪問面談実習180時間以上・実日数24日間3年次5~12月実習の振り返り3年次後期福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻175