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概要

大学案内2016 第2版

高校時代に持っていた福祉に対するイメージ。それは“人を助ける”ことでした。しかし、入学して、その考えは変わりました。1年次に履修した、『障害者福祉論』や『高齢者福祉論』、『児童福祉論』などさまざまな方を対象とした福祉についての科目。そこで、“その人らしく生きることを支えていくのが福祉”であることに気づきました。そして、3年次に『精神保健福祉援助実習』で訪れた施設で、この気づきを大切に入所者の方と接しました。さまざまに語られる思い出やちょっとした仕草から、“その人らしさ”を見つけ出し、尊重していくことで、生きる喜びにつなげられることを実感できました。春からは、地域で精神科医療を提供する病院で精神保健福祉士として働き始めます。その人らしく生きることを、支えられる人をめざして。京ヶ峰岡田病院福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻三重県立四日市南高等学校 出身取得資格:社会福祉士、精神保健福祉士池内 瑞姫 さんその人らしく生きることを支えていく。実習先で出会った、あの笑顔を、これからもたくさん見たいから。社会福祉法人豊寿会障がい者総合福祉施設 あいそら羽島福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻岐阜県立岐阜商業高等学校 出身取得資格:社会福祉士山田 奈穂 さん「ストレングス」――福祉用語で、できないことではなく、できることに注目して支援をすること。小学生から続けてきたバスケットボールのスキルを活かし、知的障がいのある人たちのチームのボランティアコーチを経験した私の心には、授業で学んだこの言葉がいつもありました。パスはバウンドさせて取りやすくすればいい。専門用語は使わずに説明しよう。同じ目線でプレーして、私が今までしてきたスポーツの楽しさを、一緒に感じることができました。「福祉の専門職に就くなら、自分を見つめることも大切だ」。いつか授業で先生が言っていた言葉。障がいのある方にできること、私にできること。その両方を結びつけることが本当の自立支援だと、4年間福祉を学んだ今、私は思う。自立って、堅苦しいことじゃない。自分の好きなこと、できることに素直になることなんだ。進路決定者(2014年度卒業)180