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概要

大学案内2016 第2版

カリキュラムの特色各学科の専門的な学修のシステムを支えるものが「言葉」の力であることは言うまでもありません。人間は言葉で考え、情報を言葉に置き換え、思いや考えを言葉で伝えます。言葉が情報の収集や伝達、思考の手段である以上、言葉への感性を磨き、言葉を使いこなす技術を高めることは、大学での学修にとって最も重要です。文学部では、1年次に「日本語表現T1」「日本語表現T2」を学部共通の必修科目として開講。日本語の基礎的な表現技術について、知識の定着と応用力の育成をめざし、大学での学修を円滑に進めていくために必要な「読む」「聞く」「書く」「話す」力を総合的に育みます。学修の基盤「言葉」の力を磨きながら、段階的・体系的に学び、幅広い教養と豊かな人間性を育みます。文学部の卒業生は、教員をはじめとして現代社会のあらゆる分野で活躍しています。これは「ものごとの本質を認識する力」「問題を分析し、情報を整理する力」「課題を発見し、解決策を提案する力」「論理的に自分の考えを発信(文章化)する力」など、〈創造的思考力〉とでも呼ぶべき能力を、文学部での4年間で身につけているからに他なりません。国際化が進み、多様な言語、文化、価値観などを持つ人々と共に暮らすのが当たり前の多文化共生時代を迎えた今、〈創造的思考力〉を身につけた人材の活躍するステージが無限に広がっています。文学部の教育目標社会のあらゆる分野で通用する〈創造的思考力〉を育成します。愛知淑徳大学の文学部では、すべての学問の根本となる普遍のテーマ=〈人間探究〉を基本理念としています。人類の知的・文化的遺産を継承しつつ、人間と社会に対する深い洞察力に基づく、広い視野に立った課題探求能力を身につけ、実践力のある人間の育成をめざしています。文学部は、共通科目として「人間探究」を開講しています。この科目は、多くの先人たちが残した文学作品や芸術作品、思想・哲学書、教育論などに触れながら、人間そのものを問い、人間の多様な営みについて考察し、人間や社会・文化のありようについて理解を深めることを目標としています。文学部でおこなわれる人間文化科学とでもいうべき学問は、多様で複雑な現代社会において、人間の生き方を知り、世界認識の方法を構築するために必要不可欠なものです。愛知淑徳大学の中で最も長い歴史を誇る文学部では、これまで多くの教員を世に送り出しており、それぞれの着実で誠実な教育実践に対し、教育界から高い評価が与えられてきました。こうした実績をベースに、教育学科はもちろんのこと、国文学科、英文学科においても、豊かな人間性と実践力とを兼ね備えた、次代を担うべき教員の育成に重点をおいています。このため教員養成のためのカリキュラムを充実させ、中高教員免許と小学校教員免許をあわせて取得することも可能にしています。中高教員免許と小学校教員免許があわせて取得できる、教員養成のためのカリキュラムも充実させています。61