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概要

大学案内2016 第2版

国文学と教育学をつなげ、深みのある学びを展開していきたい。丹羽 舞衣さん文学部 国文学科2014年度卒業(岐阜県立大垣北高等学校 出身)取得免許 : 小学校教諭一種免許状、中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)取得資格 : 学校図書館司書教諭中学校・高等学校の国語教諭に加え、小学校教諭の免許も取得したいと考え『初等生活』など教育学科の科目も履修。「文学」と「教育」、両方の知識を深めていくことで、学習内容を詰め込むだけではない、魅力的な授業ができる教員になれると感じました。1年次3年次4年次2年次小学校の教育実習では、45分の授業内で“わかる瞬間”をつくることが、児童を授業に引き込む有効な方法だと気づきました。そのためには、自分が教材を多様な視点で捉えること。それが受け手の理解につながると考え、ゼミでは一つの題材を徹底的に議論しました。実践的な学びが増えてきたのが2年次です。『国語科教育法』では、学生が生徒役になって模擬授業を実施。難しい言葉で説明するのではなく、登場人物の気持ちを考えて実際に演じてもらうなど、生徒を引き込む授業を心がけました。卒業論文は、教材としての『坊っちゃん』をテーマにしました。これは国文学と教育学の両方を学んだからこその成果のはず。自分だからできる授業スタイルを、これからも追求していきます。松原 茜さん文学部 国文学科2014年度卒業(岐阜県・私立多治見西高等学校 出身)取得免許 : 中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)就職先 : 岐阜県教育委員会(高等学校教諭・国語)言葉には、人やモノを多面的に表現する力がある。その魅力と可能性を伝えられる教師になりたい。教育論だけでなく、文学を突き詰めながら国語の教員免許を取得できることが魅力で国文学科に入学しました。『日本語表現』で身についた、多様な考え方を読み解き、論理的な文章を書く力は、2年次からの学びの基盤になりました。1年次3年次4年次2年次現代の人々が当たり前のように使っている顔文字や若者言葉を題材に、その意味を考察していった『国語学演習』。街中にある看板や、さまざまなメディアからそれを見つけ出す課題を通して、「言葉は変化し続けている」ことを実感できました。『国語学特殊講義 言語学』では、使われる場面によって言葉の意味が異なることや、言語自体の成り立ちに興味を持ちました。また、『作品講読』では古典や近・現代の代表的な文学にふれました。言語学で学んだ視点で文学作品を考察することで、また、新たな読み方に出会いました。仲間と自主勉強会を立ち上げ、教員採用試験の勉強に没頭。先生にも面接指導をしていただき、「“自分らしさ”を探し、それを自分の言葉で伝えることの大切さ」を実感しました。国文学科で学んだからこそ、言葉の力、言葉の魅力を伝えられる教員をめざします。インタビュー私の学修プロセス68