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概要

大学案内2016 第2版

人間情報学部とはさまざまな価値観が生まれ、複雑化する現代社会において、人間に対する理解、情報を的確に活用していく能力が、これまで以上に重要視されています。こうした変化の激しい時代において求められている技術の進歩に柔軟に対応し、さらに人間を取り巻く情報環境の変化を予測して社会貢献していくことができる、情報のプロフェッショナルといえる人材の育成が、人間情報学部の目標です。そこで初年次より「プログラミング論」「デザイン心理学」「実験心理学」「図書館情報システム概論」などを履修して各専修の学びの領域を知るとともに、それぞれの関連性を理解し、2年次からは各専修において専門領域の学びを深めていきます。加えて、学生主体でおこなう研究発表や仲間と協力して取り組むグループワークなど、情報を取り扱うために必要な力を鍛えるための実践の機会を数多く用意しています。また、各専修において「特色ある教育プログラム」や「資格取得プログラム」を導入。さらに、学部共通科目を設定し、3専修の専門的な学びと相互に関連づけて学ぶことで、専門分野だけに偏らない、より広い視野に立ってものごとを考えられる「専門能力+αの付加価値」を身につけられる体制を整えました。このような専門性と柔軟性を育む学びを通して、人間、情報、コンピュータの特性を科学的に考察し、実証的かつ論理的に思考・判断できる、実社会で即戦力となる力の修得をめざします。学びの目標人間情報学部は、変わりゆく人間社会の未来を予測する力、さまざまな情報資源を的確に活用できる力、そしてヒューマンフレンドリーな情報社会に貢献できる力を育む学部です。これらの能力を身につけるために、入学して1年間は特定の専修に属することなく、人間情報学部の多様な専門分野の特色を理解し、2年次からは「情報デザイン・システム」「心理情報」「図書館情報学」の3つの専修に分属し、より専門的な教育をおこないます。現代社会は、一人一台の情報端末を持ち歩くことが当たり前になり、人々は瞬時に、膨大な量の情報にふれることが可能になっています。そこで情報を発信する側がどのような情報をどのように伝えるか、また情報を受け取る側がそれをどう扱っていくかは大きな課題であり、さまざまな情報資源を的確に活用する力が求められています。このような時代のニーズを背景に、人間情報学部では2016年4月よりカリキュラムを変更し、「情報デザイン・システム専修」「心理情報専修」「図書館情報学専修」という3専修体制を構築。「人間」「情報」「コンピュータ」の特性を科学的に考察し、利用者のニーズを的確に把握したうえで、ものづくりやシステムづくりに活用するために必要な能力を身につけていきます。人間、情報、コンピュータの特性を理解し、ものづくりやシステムづくりに活用できる情報のプロフェッショナルを育成します。変化する情報社会を予測し、人にやさしい社会の実現に貢献できる力を養います。1年次に「人間」「ものづくり」「情報活用」「コンピュータ」の基礎を固めたうえで、2年次からは、人間の感性などの観点から情報サービス・製品・空間のデザインや、ユーザに適したアプリやシステムの企画・設計・開発スキルを体系的に学修する「情報デザイン・システム専修」、人間がどのように自分を取り巻く環境を感じ、行動しているかを、心理学を中心とした脳科学、行動学、人間工学などの立場から総合的に学修する「心理情報専修」、人間の性質を測定・評価する実験手法を身につけ、情報資源をマネジメントするための知識やスキルを学修する「図書館情報学専修」という3つの専修に分かれて、それぞれの専門分野について実践的に学んでいきます。3年次からは、各専修で培う専門性を活かし、各自のテーマに沿って研究・制作プロジェクトに取り組み、人や社会のために情報技術を活用していくことを実践的に学びます。共通アプリケーションソフトウェアやシステム開発、社会・感情・身体と認知情報処理、感情による図書検索システムの設計・開発など、学生が自ら社会の課題やニーズを発見し、仲間や教員と意見を交わしながらプロジェクトを進めています。こうした学びにおいて、人間の行動理解や、情報サービスの効果的な提案、ユーザに配慮したシステムの企画・設計・開発などに必要な能力を継続的に身につけていきます。また、キャリア形成の支援のために、「基礎ゼミ」「人間情報入門」「インターンシップ概論」「対人行動学演習」などの科目を設け、専門的な学びと関連づけながら、主体的に未来のキャリアを設計できるようカリキュラムを編成しています。さらに、「海外フィールドスタディ」を設けてグローバル化への対応も図っています。なお、人間情報学部では、中国の北京大学(信息管理学部)と交流協定を締結しています。学びの内容人間の特性やものづくりを理解し、学生が自らのテーマに沿ってさまざまなプロジェクトを展開していきます。「人間」「情報」「コンピュータ」の特性を科学的に考察し、利用者のニーズを的確に把握したうえで、ものづくりやシステムづくりに活用していく能力は、高度情報化社会において、幅広いフィールドへと道が開かれています。システムエンジニアをはじめプログラマ、CADオペレータ、Webデザイナ、CGデザイナ、ゲームクリエイタ、さらに企業の商品企画部門や技術営業部門、公務員系の図書館司書、学校図書館司書教諭、教員、学芸員など、さまざまな職域で情報のプロフェッショナルとして活躍することができます。卒業後の進路次世代のシステムエンジニアや、司書、商品企画(開発)など、活躍のフィールドは広がり続けています。93