ゼミで学ぶ専門テーマ

 溝渕ゼミでは、物語映画を中心とした映像制作や映像研究を専門的に学びます。映像の制作や鑑賞は、作品の外側にある社会や歴史、文化とも密接に関わっています。映像の制作や研究を通して、現代社会を生きる市民としての教養や情報発信の能力を養います。4年次のゼミでは映像制作や映像研究の基礎的な知識やスキルを習得します、4年のゼミでは自分の創作や研究の関心に合わせた知識を獲得しながら卒業制作や卒業論文として応用していきます。

代メディア社会と、ゼミの専門領域

 現代を生きるわたしたちのまわりには、様々な国や時代の映像作品が溢れています。また、それら受け手も新たな作り手として手軽に映像作品を行い発信することができます。このような状況の中、映像を分析的に見る能力の重要性も高まっています。映像を見ることと作ることは表裏一体の関係にあり、映像を適切に読み取る力があってこそ、適切に映像制作を行うことができるのです。

専門性を身に付けるために

 ゼミでの2年間で「文献を読む」「映像を分析する」「プレゼンを行う」「文章を書く」という4つの技能を磨きながら、そこに映画に関する知識を応用できるようにしていきます。主に、三年生のゼミでは、主に映画に関する文献の講読と、そこから得た知識を活かしながらの映像分析、それらのプレゼンやレポート化を通して、映像制作や映画研究を行うための基礎的な知識や感性、スキルを養います。

ゼミを通して学んでほしいこと

 映像制作や映像研究を通して、学生時代や卒業後に必要なスキルや教養を得るだけではなく、他者に対する想像力を養い、自分が社会の構成員としての責任を負っているという自覚を持つきっかけにしてほしいと思っています。そのためには、各自が自分が制作・研究したい映像に合わせて、社会や歴史、文化などに対する積極的な学びを行うことも必要です。