グローバル・コミュニケーション学部 グローバル・コミュニケーション学科 渡辺直登

グローバル・コミュニケーション学部 グローバル・コミュニケーション学科 渡辺直登

渡辺直登

グローバル・コミュニケーション学部
グローバル・コミュニケーション学科

学問の垣根を乗り越え、学問的問いに応える。

プロフィール

学歴
  • 1975年3月:名古屋大学教育学部教育心理学科卒業
  • 1980年3月:名古屋大学大学院教育学研究科博士前期課程修了(教育学修士)
  • 1985年9月:イリノイ大学大学院教育心理学研究科博士課程修了(Ph.D.)
職歴
  • 1998年4月〜2016年3月:慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授(2009年〜2015年 トヨタチェアシップ基金教授)
  • 2002年〜2004年:経営行動科学学会会長
  • 2014年4月〜2021年3月:放送大学客員教授(兼務)
  • 2016年4月:慶應義塾大学名誉教授
  • 2016年4月:愛知淑徳大学グローバル・コミュニケーション学部教授(現在に至る)

大手企業で人事に携わった経歴をお持ちの渡辺先生は、ビジネスパーソンのメンタルヘルスの重要性を痛感し、「個人と組織」のあり方を探るため研究者の道へ。アメリカでカウンセリング心理学と心理統計学を専門的に学んだ後、ビジネスの現場における「人」を軸とした研究に力を注ぎ続けています。

振り返って考えてみれば、「個人と組織との最適な関係性を探求する」、これが私がずっと追求して来た研究テーマであるように思います。
大学で教育心理学を学んだ後、数年間大企業で働いたのですが、その数年間は「個人が組織の中で自己実現することの難しさ」を痛感する経験の連続でした。そこで、この問題に一生をかけてアプローチしようと思い、会社を辞め、29歳の時にアメリカの大学院に留学し、カウンセリング心理学と心理統計学で博士号(Ph.D.)を取得して帰国しました。その後縁あって、東京の大学の経営大学院(ビジネススクール)で教鞭をとり、5年前に愛知淑徳大学に奉職することになりました。
私が追求して来たテーマは、学問分野としては「産業・組織心理学」とか「組織行動論」と呼ばれる領域に入りますが、そのテーマは大きすぎて、私が何の専門家かと問われれば、自分でも学問的アイデンティティがはっきりとしません。ただ、このアカデミック・インクヮリー(学問的問い)にアプローチするには、心理学は言うに及ばず、行動科学の方法論、経営学や組織論、さらには社会学や政治学にも通暁する必要があります。そのためには、慣れ親しんだひとつの学問分野に留まることなく、学問の垣根を自ら乗り越える努力と覚悟が求められます。
私がこのテーマを追求し続けられた理由として、カウンセリング心理学を母語ではない英語で学び、帰国後は経営大学院に身を置くことで世界のビジネスと繋がることが出来た、という僥倖も大いに貢献していると思います。

主要著作・論文

  • 経営組織心理学

    経営組織心理学

    (共編)ナカニシヤ出版 2008年

  • プログラム評価研究の方法

    プログラム評価研究の方法

    (共著) 新曜社 2008年

  • 経営行動科学ハンドブック

    (共編)中央経済社 2011年

  • 心理学研究法

    心理学研究法

    (共編著)放送大学教育振興会 2014年

  • 組織・心理テスティングの科学

    組織・心理テスティングの科学

    (共編著)白桃書房 2015年

(2021年5月 取材)