AHSMEC 愛知淑徳大学 健康・医療・教育センター

地域医療貢献|健康相談室

第6回

「現代社会と心の病 ―うつ病―」

<講演日>
7月23日(火) 10:30~12:00
<講演者>
健康医療科学部
諏訪 真美

心の病の症状は古代ヒポクラテスの時代から知られていますが、病気としての歴史が刻まれてきたのは約200年前から。内科学や外科学と比較すると、歴史の浅い学問で、どこからどこまでが病気なのか、外枠がまだ明確になっていない事も多くあります。
その様な背景の中、心の病で最も多い“躁うつ病”の症状・分類について講演されました。
躁うつ病は、心の病ですが必ず身体症状を伴います。何もしたくない・物事を判断できない・忘れっぽいと言った症状から始まり、次第に生きていてもしょうがない・何もかも自分のせいだ等自分を責めるようになり、自殺をしてしまう事もあります。身体症状としては、倦怠感・頭痛・食欲低下そして、ほとんどの人は睡眠障害が出ます。この様な症状は、朝が最もつらく、夕方に向かって改善していく事が特徴です。
また、うつ病になりやすい性格として、正直・真面目・几帳面・強い正義感・融通の利かなさ等が挙げられ、組織の中で出世していくリーダータイプの方に多く見られる性格です。
日本人の約10%がかかると言われているうつ病についての講義は、参加者の皆さんにとっても身近な話題のようで、講義終了後には、活発な質疑応答が行われました。