2017年4月
「チーム医療」で活躍できる栄養ケアのプロへ
栄養と食についての高度な専門知識と技術はもちろん、「チーム医療」の一員として活躍できる
実践的能力なども修得。医療、福祉、介護をはじめとする様々な現場で活躍できる
「ひと味ちがう、管理栄養士。」をめざします。
取得可能な免許・資格(予定)
※1 ただし、文部科学省における審査の結果、申請中の教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。
※2 任用資格:採用後、特定の業務に任用される時に必要とされる資格。
多彩な講師陣による授業と学内・学外実習を通して、
チーム医療や多職種連携で求められる幅広い視野や柔軟性を身につけます。
一人の患者さんに対して、医師や看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、作業療法士など、様々な職種のスタッフがそれぞれの専門性を活かし、連携して治療をおこなうこと。管理栄養士もその一員です。栄養状態の改善が、病状の早期回復と在院日数の短縮につながり、患者さんの生活の質(QOL)の向上と医療コスト削減に貢献します。
管理栄養士や医師はもちろん、歯科医師、言語聴覚士、視能訓練士など多彩な講師陣が授業を
展開。管理栄養士としての専門知識・技術だけでなく、チーム医療の中で活躍できる
実践力や応用力を身につけます。
着実に実践力が身につくよう、チーム医療や多職種連携を視野に入れた学内外の実習を多数用意。
例えば、学内実習のひとつ、「在宅栄養管理実習」では医師や歯科医師、言語聴覚士、視能訓練士の指導のもと、管理栄養士が他の職種と連携するために管理栄養士として必要な知識やスキルを学びます。さらに、学外の施設・機関などでおこなう「臨地実習」では、学内では体験できない現場での実習を通して、実践力を高めます。
キャンパス内にクリニックや保育室といった施設を備えた本学。
専門的な実習を学内でおこなうことができるという恵まれた環境のもと、学びを深めます。
内科・糖尿病内科、耳鼻咽喉科などを掲げ地域医療に貢献しているクリニック。「早期体験学習」での学びの場としてだけでなく、卒業研究でも、外来患者さんへの栄養教育活動として、糖尿病や高血圧症の治療献立を立案しリーフレットを作成します。
地域住民の方々を対象に、医師や管理栄養士、臨床心理士などの専門家による医療講演会や栄養相談会などを開催している健康相談室。「公衆栄養学実習」では、本学が位置する長久手市の地域特性に見合った公衆栄養活動プログラムを企画し、地域の公衆栄養活動事業を実施します。
教職員や地域の子どもたちを預かる保育室。授業で立案した離乳食献立やおやつ献立を乳児に提供。また、保護者にはレシピや栄養メモを配布し、家庭内への栄養教育もおこないます。
2017年3月、健康栄養学科の専用棟が完成。
最新の機器を備えた実習室や実験室を完備し、
より積極的に学びたくなる、愛知淑徳大学ならではの環境が整います。
2階建ての健康栄養学科棟には、臨床栄養学実習室、栄養教育実習室、理化学実験室、
実験動物管理室、生理学実験室、食品加工学実習室といった実験実習室のほか、
国家試験関連図書を揃えたライブラリーを設置。
また、上空通路でAHSMEC〈愛知淑徳大学 健康・医療・教育センター〉※と連結しています。
※AHSMEC(アースメック)とは、愛知淑徳大学クリニック、心理臨床相談室、健康相談室、
大学院心理医療科学研究科の4つの機関を備えた、地域医療のネットワークの中核をめざすセンターです。
ガラス張りの実習室で、外から実習の様子を見学できます。「給食経営管理実習」では、集団を対象とした栄養計画から献立作り、大量調理の方法や衛生管理など一連の給食経営管理業務を学び、給食をマネジメントする実践力を養います。
「調理学実習」では、「調理学」の講義で得た調理の意義や調理操作の原理などの知識を踏まえた調理方法の実践をおこないます。材料の正しい計量法、食材の切り方、うま味(だし)の取り方やうま味を活かす調味割合や操作など基本的な知識と技術を習得します。
「食品学実験」や「生化学実験」などをおこなう実験室です。試薬の調製や実験器具の取り扱いなどのほか、生体成分の分析や、食品中の成分を分析するための基礎的な実験手法を身につけます。「食品学実験」では、身近に利用されている食品を題材として、食品中の炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルについて、主として定性実験や定量実験をおこないます。
健康栄養学科棟の各所に設けられている学習スペースです。テーブルや椅子の配置・向きが工夫されており、レポート作成や国家試験勉強などの個人学習およびグループ学習に効率よく取り組めるようになっています。
管理栄養士の国家試験対策、教員採用試験など、
それぞれの目標が達成できるようサポート体制を充実させ、
一人ひとりを最後までしっかりとバックアップします。
管理栄養士国家試験を見据えて、集中講義や模擬試験を実施。
学生自身が自分の理解度や苦手分野を認識するために、
模擬試験の頻度を高め、教員がきめ細かくフォローする体制を整えています。
また、多目的演習室/国家試験対策室には、ライブラリーが隣接され、専門図書や
国家試験科目の教科書、問題集を揃え、学生がいつでも気軽に閲覧できる環境を整えています。
本学では、管理栄養士や栄養士の資格はもちろん、栄養教諭一種免許状や健康運動実践
指導者の受験資格も取得できます。それぞれの免許や資格に応じた専門知識やスキル、試験対策
が必要となるため、キャンパス内にある施設を活用しながら試験に合格できる力を養います。
本学の教職・司書・学芸員センターが、
独自の教育プログラムで教職をめざす学生をバックアップ。
また、教職をめざす学生と現役教員である卒業生をつなぐ「教志会」では、
研究会や講演会、教員採用試験対策講座などをおこない、
「教員になりたい」という夢を全力でサポートします。
健康運動実践指導者には、予防医学やスポーツ栄養学、運動生理学、
運動療法といった知識のほか、実技指導をおこなう能力も求められます。
長久手キャンパス内には2つのアリーナ、人工芝のグラウンド、
屋内温水プールなどのスポーツ実技が実践できる施設が充実。
知識と実技の両面を磨き、健康運動実践指導者の資格取得をめざします。
4年間で専門知識はもちろん実践力を着実に身につけられるよう、
段階的に学べるカリキュラム(2017年度予定)を用意しています。
学部基礎科目 | 健康医科学基礎演習 統計の基礎 |
|
---|---|---|
学科基礎科目 | 管理栄養士概論 早期体験学習 |
|
専門基礎科目 | 社会・環境と健康 | |
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち | 微生物学 解剖生理学 I・II 生化学 I・II 生化学実験 I |
|
食べ物と健康 | 食品学 I・II 食品学実験 I 調理学 調理学実習 I・II |
|
専門中心科目 | 基礎栄養学 | 基礎栄養学 栄養学実習 |
応用栄養学 | ||
栄養教育論 | 栄養教育論I | |
臨床栄養学 | ||
公衆栄養学 | ||
給食経営管理論 | ||
総合演習 | ||
臨地実習 | ||
学科発展科目 | ||
資格取得科目 | 化学概論 運動生理学 健康スポーツ科学演習 スポーツ実技 I・II |
|
教職科目 |
学部基礎科目 | 健康科学統計演習 | |
---|---|---|
学科基礎科目 | ||
専門基礎科目 | 社会・環境と健康 | |
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち | 解剖生理学実験 I・II 生化学実験 II 病理学総論 |
|
食べ物と健康 | 食品学実験 II 食品衛生学 食品衛生学実験 調理学実験 |
|
専門中心科目 | 基礎栄養学 | |
応用栄養学 | 応用栄養学 中高年栄養学 |
|
栄養教育論 | 栄養教育論 II 栄養教育論実習 I 栄養カウンセリング論 |
|
臨床栄養学 | 臨床栄養学 栄養アセスメント論 |
|
公衆栄養学 | 公衆栄養学 食事調査法演習 |
|
給食経営管理論 | 給食経営管理論 I・II 給食経営管理実習 |
|
総合演習 | ||
臨地実習 | ||
学科発展科目 | ||
資格取得科目 | 食品加工学 食品加工学実習 スポーツ実技 III・IV 健康医科学演習 |
|
教職科目 |
学部基礎科目 | 対人技術演習 キャリアデザイン |
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---|---|---|
学科基礎科目 | ||
専門基礎科目 | 社会・環境と健康 | 公衆衛生学 I・II |
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち | 病理学各論 | |
食べ物と健康 | ||
専門中心科目 | 基礎栄養学 | |
応用栄養学 | 母子栄養学 応用栄養学実習 |
|
栄養教育論 | 栄養教育論実習 II | |
臨床栄養学 | 臨床栄養管理論 医療・福祉・介護と栄養ケア 臨床栄養学実習 在宅栄養管理実習 |
|
公衆栄養学 | 公衆栄養学実習 | |
給食経営管理論 | ||
総合演習 | 栄養総合演習I | |
臨地実習 | 臨地実習 I(給食経営管理論) 臨地実習 II(臨床栄養学) 臨地実習 III(臨床栄養学) 臨地実習 IV(臨床栄養学) |
|
学科発展科目 | 健康栄養学研究 I・II | |
資格取得科目 | ||
教職科目 | 学校栄養教育論 学校栄養指導法 |
学部基礎科目 | ||
---|---|---|
学科基礎科目 | ||
専門基礎科目 | 社会・環境と健康 | 社会福祉概論 |
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち | ||
食べ物と健康 | ||
専門中心科目 | 基礎栄養学 | |
応用栄養学 | ||
栄養教育論 | ||
臨床栄養学 | ||
公衆栄養学 | ||
給食経営管理論 | ||
総合演習 | 栄養総合演習 II | |
臨地実習 | ||
学科発展科目 | 健康栄養学研究 III・IV 卒業論文 管理栄養士特論 I・II |
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資格取得科目 | ||
教職科目 |
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学校や病院、事業所、高齢者施設など、様々な現場で活躍する管理栄養士を講師に迎え、仕事の内容や時代が求める管理栄養士のあり方などを学びます。
すべての学生が参加する体験学習で、「名古屋大学医学部附属病院」「長久手給食センター」「愛知淑徳大学クリニック」の3施設を体験・見学します。
健康運動実践指導者をめざす学生のための科目です。管理栄養士の基礎知識に加え、スポーツ選手・チームをサポートする際に欠かせない運動生理・生化学の理論を身につけます。
調理器具の各種細菌検査、食品の生菌数、鮮度の測定、病原微生物の培養、食品添加物の検出といった実験を実施。食の専門家として必要な実験手技を習得します。
管理栄養士が、病院や保健所などで栄養指導をおこなうにあたって必要とされるカウンセリングの基礎知識や技能を学びます。
栄養目標量の設定、献立作成など一連の業務をおこないます。また、実習を通して危機管理、栄養管理などの実践の場で活用できる能力を養います。
人体模型や組織標本を観察し、さらにラットやマウスの解剖をすることにより人体の構造と機能について理解を深めます。身体の測定方法など総論から各器官の構造と機能の各論まで実験を通じて学修していきます。
医療現場に必要なビジネススキルを理解する科目です。学外での臨地実習に向けて、現場で求められる基本的なコミュニケーション技術やマナーを習得します。
医療・福祉・介護における管理栄養士の役割、栄養ケア・マネジメントの考え方を理解します。また、チーム医療で必要となる能力を身につけます。
よくあるご質問についてお答えします。