愛知淑徳大学|健康医療学部 健康栄養学科

20174

健康医療科学部に
健康栄養学科誕生

ひと味ちがう、管理栄養士。

「チーム医療」で活躍できる栄養ケアのプロへ

栄養と食についての高度な専門知識と技術はもちろん、「チーム医療」の一員として活躍できる
実践的能力なども修得。医療、福祉、介護をはじめとする様々な現場で活躍できる
「ひと味ちがう、管理栄養士。」をめざします。

入学定員:80名(予定)
開設場所:愛知淑徳大学 長久手キャンパス

取得可能な免許・資格(予定)

  • 管理栄養士(国家試験受験資格)
  • 栄養士
  • 栄養教諭一種免許状※1
  • 健康運動実践指導者(受験資格)
  • 食品衛生監視員※2
  • 食品衛生管理者※2

※1 ただし、文部科学省における審査の結果、申請中の教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。

※2 任用資格:採用後、特定の業務に任用される時に必要とされる資格。

チーム医療に貢献できる基礎力と実践力を修得

多彩な講師陣による授業と学内・学外実習を通して、
チーム医療や多職種連携で求められる幅広い視野や柔軟性を身につけます。

チーム医療とは

一人の患者さんに対して、医師や看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、作業療法士など、様々な職種のスタッフがそれぞれの専門性を活かし、連携して治療をおこなうこと。管理栄養士もその一員です。栄養状態の改善が、病状の早期回復と在院日数の短縮につながり、患者さんの生活の質(QOL)の向上と医療コスト削減に貢献します。

多彩な講師陣が授業を展開

管理栄養士や医師はもちろん、歯科医師、言語聴覚士、視能訓練士など多彩な講師陣が授業を
展開。管理栄養士としての専門知識・技術だけでなく、チーム医療の中で活躍できる
実践力や応用力を身につけます。

学内外の実習で多職種連携を学ぶ

着実に実践力が身につくよう、チーム医療や多職種連携を視野に入れた学内外の実習を多数用意。
例えば、学内実習のひとつ、「在宅栄養管理実習」では医師や歯科医師、言語聴覚士、視能訓練士の指導のもと、管理栄養士が他の職種と連携するために管理栄養士として必要な知識やスキルを学びます。さらに、学外の施設・機関などでおこなう「臨地実習」では、学内では体験できない現場での実習を通して、実践力を高めます。

連携する学内の専門施設

キャンパス内にクリニックや保育室といった施設を備えた本学。
専門的な実習を学内でおこなうことができるという恵まれた環境のもと、学びを深めます。

愛知淑徳大学ならではの、学べる環境

2017年3月、健康栄養学科の専用棟が完成。
最新の機器を備えた実習室や実験室を完備し、
より積極的に学びたくなる、愛知淑徳大学ならではの環境が整います。

2017年3月、健康栄養学科棟が完成

2階建ての健康栄養学科棟には、臨床栄養学実習室、栄養教育実習室、理化学実験室、
実験動物管理室、生理学実験室、食品加工学実習室といった実験実習室のほか、
国家試験関連図書を揃えたライブラリーを設置。
また、上空通路でAHSMEC〈愛知淑徳大学 健康・医療・教育センター〉と連結しています。

※AHSMEC(アースメック)とは、愛知淑徳大学クリニック、心理臨床相談室、健康相談室、
大学院心理医療科学研究科の4つの機関を備えた、地域医療のネットワークの中核をめざすセンターです。

スタディコーナー

健康栄養学科棟の各所に設けられている学習スペースです。テーブルや椅子の配置・向きが工夫されており、レポート作成や国家試験勉強などの個人学習およびグループ学習に効率よく取り組めるようになっています。

充実のサポート体制

管理栄養士の国家試験対策、教員採用試験など、
それぞれの目標が達成できるようサポート体制を充実させ、
一人ひとりを最後までしっかりとバックアップします。

全員受験・全員合格をめざす国家試験対策

管理栄養士国家試験を見据えて、集中講義や模擬試験を実施。
学生自身が自分の理解度や苦手分野を認識するために、
模擬試験の頻度を高め、教員がきめ細かくフォローする体制を整えています。
また、多目的演習室/国家試験対策室には、ライブラリーが隣接され、専門図書や
国家試験科目の教科書、問題集を揃え、学生がいつでも気軽に閲覧できる環境を整えています。

栄養教諭や健康運動実践指導者をめざす学生へ

本学では、管理栄養士や栄養士の資格はもちろん、栄養教諭一種免許状や健康運動実践
指導者の受験資格も取得できます。それぞれの免許や資格に応じた専門知識やスキル、試験対策
が必要となるため、キャンパス内にある施設を活用しながら試験に合格できる力を養います。

栄養教諭一種免許状

本学の教職・司書・学芸員センターが、
独自の教育プログラムで教職をめざす学生をバックアップ。
また、教職をめざす学生と現役教員である卒業生をつなぐ「教志会」では、
研究会や講演会、教員採用試験対策講座などをおこない、
「教員になりたい」という夢を全力でサポートします。

健康運動実践指導者(受験資格)

健康運動実践指導者には、予防医学やスポーツ栄養学、運動生理学、
運動療法といった知識のほか、実技指導をおこなう能力も求められます。
長久手キャンパス内には2つのアリーナ、人工芝のグラウンド、
屋内温水プールなどのスポーツ実技が実践できる施設が充実。
知識と実技の両面を磨き、健康運動実践指導者の資格取得をめざします。

カリキュラム表

4年間で専門知識はもちろん実践力を着実に身につけられるよう、
段階的に学べるカリキュラム(2017年度予定)を用意しています。

学部基礎科目 健康医科学基礎演習
統計の基礎
学科基礎科目 管理栄養士概論
早期体験学習
専門基礎科目 社会・環境と健康  
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 微生物学
解剖生理学 I・II
生化学 I・II
生化学実験 I
食べ物と健康 食品学 I・II
食品学実験 I
調理学
調理学実習 I・II
専門中心科目 基礎栄養学 基礎栄養学
栄養学実習
応用栄養学  
栄養教育論 栄養教育論I
臨床栄養学  
公衆栄養学  
給食経営管理論  
総合演習  
臨地実習  
学科発展科目  
資格取得科目 化学概論
運動生理学
健康スポーツ科学演習
スポーツ実技 I・II
教職科目
学部基礎科目 健康科学統計演習
学科基礎科目  
専門基礎科目 社会・環境と健康  
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 解剖生理学実験 I・II
生化学実験 II
病理学総論
食べ物と健康 食品学実験 II
食品衛生学
食品衛生学実験
調理学実験
専門中心科目 基礎栄養学  
応用栄養学 応用栄養学
中高年栄養学
栄養教育論 栄養教育論 II
栄養教育論実習 I
栄養カウンセリング論
臨床栄養学 臨床栄養学
栄養アセスメント論
公衆栄養学 公衆栄養学
食事調査法演習
給食経営管理論 給食経営管理論 I・II
給食経営管理実習
総合演習  
臨地実習  
学科発展科目  
資格取得科目 食品加工学
食品加工学実習
スポーツ実技 III・IV
健康医科学演習
教職科目  
学部基礎科目 対人技術演習
キャリアデザイン
学科基礎科目  
専門基礎科目 社会・環境と健康 公衆衛生学 I・II
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 病理学各論
食べ物と健康  
専門中心科目 基礎栄養学  
応用栄養学 母子栄養学
応用栄養学実習
栄養教育論 栄養教育論実習 II
臨床栄養学 臨床栄養管理論
医療・福祉・介護と栄養ケア
臨床栄養学実習
在宅栄養管理実習
公衆栄養学 公衆栄養学実習
給食経営管理論  
総合演習 栄養総合演習I
臨地実習 臨地実習 I(給食経営管理論)
臨地実習 II(臨床栄養学)
臨地実習 III(臨床栄養学)
臨地実習 IV(臨床栄養学)
学科発展科目 健康栄養学研究 I・II
資格取得科目  
教職科目 学校栄養教育論
学校栄養指導法
学部基礎科目  
学科基礎科目  
専門基礎科目 社会・環境と健康 社会福祉概論
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち  
食べ物と健康  
専門中心科目 基礎栄養学  
応用栄養学  
栄養教育論  
臨床栄養学  
公衆栄養学  
給食経営管理論  
総合演習 栄養総合演習 II
臨地実習  
学科発展科目 健康栄養学研究 III・IV
卒業論文
管理栄養士特論 I・II
資格取得科目
教職科目  

ボタンを押すと、詳しい説明がご覧いただけます。◆ 選択科目◆ 必須科目

学校や病院、事業所、高齢者施設など、様々な現場で活躍する管理栄養士を講師に迎え、仕事の内容や時代が求める管理栄養士のあり方などを学びます。

すべての学生が参加する体験学習で、「名古屋大学医学部附属病院」「長久手給食センター」「愛知淑徳大学クリニック」の3施設を体験・見学します。

健康運動実践指導者をめざす学生のための科目です。管理栄養士の基礎知識に加え、スポーツ選手・チームをサポートする際に欠かせない運動生理・生化学の理論を身につけます。

調理器具の各種細菌検査、食品の生菌数、鮮度の測定、病原微生物の培養、食品添加物の検出といった実験を実施。食の専門家として必要な実験手技を習得します。

管理栄養士が、病院や保健所などで栄養指導をおこなうにあたって必要とされるカウンセリングの基礎知識や技能を学びます。

栄養目標量の設定、献立作成など一連の業務をおこないます。また、実習を通して危機管理、栄養管理などの実践の場で活用できる能力を養います。

人体模型や組織標本を観察し、さらにラットやマウスの解剖をすることにより人体の構造と機能について理解を深めます。身体の測定方法など総論から各器官の構造と機能の各論まで実験を通じて学修していきます。

医療現場に必要なビジネススキルを理解する科目です。学外での臨地実習に向けて、現場で求められる基本的なコミュニケーション技術やマナーを習得します。

医療・福祉・介護における管理栄養士の役割、栄養ケア・マネジメントの考え方を理解します。また、チーム医療で必要となる能力を身につけます。

よくあるご質問

よくあるご質問についてお答えします。

管理栄養士の仕事とはどのようなものですか。
管理栄養士の主な仕事は、健康な人、治療や療養が必要な人、高齢の人、子ども、妊婦さんなど、様々なライフステージに応じた適切な食事の提供や栄養指導をおこなうことです。従って、働く場所は、病院をはじめ福祉施設、学校、企業、行政機関など様々です。例えば、病院では、医師や看護師とともにチーム医療の一員として患者さんの治療に栄養面から積極的に関わります。また、地域の保健所においては栄養状態の不良な自宅療養者へ適切な食事提供できるような指導をおこないます。このほか、企業では、健康を高めるための食事の提供や商品開発、学校では栄養教諭として児童・生徒の食育を担います。
管理栄養士と栄養士の違いは何ですか。
管理栄養士、栄養士ともに栄養の指導に従事する点で共通していますが、管理栄養士は、通常の栄養士業務に加えて、より高度な栄養指導業務をおこないます。また、栄養士の免許は、都道府県知事から交付されるのに対して、管理栄養士は厚生労働大臣から交付される国家資格である点が異なります。さらに、健康増進法などの法律によって管理栄養士を必ず置かなければならない施設が定められています。また、管理栄養士の業務が診療行為として必須条件になっているなど、栄養士より管理栄養士の方が多くの点で上位の資格です。
管理栄養士のニーズは高いのでしょうか。
日本は急速に人口の高齢化が進んでおり、今後、医療や介護をおこなうための公的な保険制度が危機的状況になるといわれています。そのため、国は、これまで以上に生活習慣病の予防や介護予防に力を入れ、さらには、病院での療養から在宅療養への移行を促す様々な方針や制度を打ち出しています。健康の維持や病気の治療、介護予防には、適切な栄養摂取と栄養バランスが重要であることが科学的にも証明されていることから、管理栄養士の社会的なニーズは高まっており、今後も様々な場での活躍が期待されています。
高校では文系クラスなので、
入学前にどのような勉強をしておくのがよいですか。
こうした不安を持っている人は比較的多いですが、管理栄養士の中には、もともと文系だったという人も多数います。カリキュラムには、化学や生物の知識を必要とする科目が多くあるので、高校で学ぶ基礎的な化学・生物の知識が必要です。不安を持っている人は、今から自主的に化学・生物の勉強をしておくこと、入学後は、全学共通履修科目の生物や化学に関連する科目、選択科目の「化学概論」などを積極的に履修することをお勧めします。
学外実習での学習が不安です。
実習前に事前学習などのサポートはしてもらえますか?
学外実習は、1年後期の「早期体験学習」と3年前期・後期の「臨地実習Ⅰ~Ⅳ」があります。「早期体験学習」では見学が主体となりますが、事前指導として管理栄養士としての心構えや大量調理マニュアルなどの衛生管理についての講義をおこないます。また、「臨地実習Ⅰ~Ⅳ」は学外で4週間の実習をおこないますが、事前指導としての科目が別に設定されており、その授業の中で実習施設の特性や自主課題の設定、また実習先からの課題などについて、担当教員から細かな個別指導をおこないます。なお、実習期間中においても、何か困ったことがあれば、いつでも教員が対応できる体制を整えていますので、心配ありません。
「臨地実習」では、どのような施設で実習をするのでしょうか?
臨地実習の実習施設は、大学病院、総合病院および老人保健施設などの医療提供施設、特別養護老人ホームなどの福祉施設、事業所給食施設など様々です。1人2か所または3か所の実習施設で、管理栄養士となるための実践力を身につけます。
管理栄養士の国家試験合格率はどのくらいですか。
例年の新卒・既卒者全体の全国平均の合格率は50%前後となっています。平成28年3月に実施された国家試験は、受験者数19,086名、合格者数8,538名で合格率は44.7%でした。このうち、管理栄養士課程新卒者の合格率は85.1%でした。
合格のためには1年生から開講される専門科目の勉強をしっかりおこない、コツコツと知識を積み上げていくことが大切です。言い換えれば、これを4年間実践すれば確実に合格できます。
学科専用棟には、国家試験対策のための関連図書を多数蔵書したライブラリーを完備し、また、専用棟各所にスタディコーナーを設置して、学生同士が助け合って勉強できる環境を整えています。さらに、4年生には、国家試験対策講座による専任教員による手厚いサポート、定期的な模擬試験の受験などを通して学力アップを図り、本学では、全員受験全員合格を目指します。
卒業後はどのような進路がありますか。
全国的にみた主な就職先は約25%が病院などの医療機関、約25%が介護保険施設、児童福祉施設、社会福祉施設などで、チーム医療や多職種連携を担う施設には約半数が就職しています。また、約25%が企業の給食施設に就職しています。これらと比較して総数は少ないですが、学校(栄養教諭)、行政機関(公務員)、保育所、食品開発企業、製薬会社、ドラックストア、外食産業、大学院進学など、多くの進路があります。

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