交流

2018年08月09日

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

2018年5月12日(土) 名古屋市中区・納屋橋シャムズガーデン

地域貢献活動に力を注ぐ学生たちが、
堀川活性化をめざしたイベントを盛り上げました。

 1610年の名古屋城建築にあわせて誕生した「名古屋の母なる川・堀川」。当時から桃や桜の名所として親しまれ、市民の憩いの場として賑わいをみせてきました。しかし、戦後の復興・発展とともに水質が悪化。堀川にかつての活気と美しさを取り戻そうと、近年、浄化活動や水質改善への意識を高めるための多くのイベントが開催されています。その中のひとつが毎年5月におこなわれる「堀川フラワーフェスティバル」です。市民の皆さまがつくった花の植木鉢に彩られた堀川沿いで、約1ヶ月間さまざまな催し物がおこなわれます。5月12日(土)は「愛知淑徳DAY」と銘打ち、本学のコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)を中心とした学生たちがイベントを実施。CCCに所属する学生団体や大学祭実行委員会はそれぞれブースを出店して来場者をもてなし、よさこい探究会「鳴踊(めいと)」は元気いっぱいの演舞で道行く市民の方々を楽しませました。ここでは各ブースの様子をダイジェストでお伝えします。

《なごやであそび隊》福島県 南相馬市立 八沢小学校へのメッセージカードづくり

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

 東日本大震災をきっかけに名古屋市に移住した子どもたちを対象に、年に4回イベントを企画して被災者同士の交流の場を提供している「なごやであそび隊」。今までに東山動植物園へのピクニックやクリスマス会などを実施してきました。今回は震災直後から交流のある福島県の八沢小学校に贈るメッセージカードづくりをブースで展開。来場者の方々に心温まる言葉を書き込んでいただきました。

《大学祭実行委員会 星が丘キャンパス》バスボムづくり

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

 重曹やクエン酸、はちみつなど、家庭にあるものでできる「バスボムづくり」が楽しめたのは、大学祭実行委員会のブース。今回の経験をもとに、10月27日、28日に星が丘キャンパスでおこなわれる大学祭でもバスボムづくりを実施する予定です。そのため、接客を担当した学生たちは来場者の方々に積極的にヒアリング。参加した子どもたちは「家でもやってみたい!」と笑顔で答えていました。

《名古屋コーチンもりあげ隊》クッキー&ケーキ販売

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

 名古屋市や名古屋市農業センターの協力を得て、名古屋コーチンの普及活動をおこなっている「名古屋コーチンもりあげ隊」。当日はコラボ商品である「なごすけクッキー」と「なごすけケーキ」の販売をおこないながら、名古屋コーチンの情報がつまったオリジナル冊子「とりせつVol.2」や活動の様子を報告しているSNSについてPR。訪れた皆さまに名古屋コーチンの魅力を発信しました。

《AS-DPET》防災時に役立つお皿づくり体験

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

 昨年発足した「AS-DPET」は、子どもたちを対象に防災知識を楽しく学ぶためのイベント運営などをおこなっている団体です。堀川フラワーフェスティバルには、初参加。ブースでは画用紙を折ってつくる「防災皿」のワークショップや防災袋の中身を紹介するコーナーなどを用意。訪れたお客さまは興味津々といった様子で学生たちから「防災皿」の作り方を教わり、防災時の活用方法などを問いかけていました。

《エコのつぼみ》竹炭消臭ポットづくり

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

 愛知県美浜町の竹林整備をテーマに、環境保全活動に取り組んでいるのが「エコのつぼみ」です。竹林整備をおこなうだけでなく、さまざまなイベントに参加して竹を使ったワークショップを実施。来場者に自分たちの活動を紹介しながら、環境保全の大切さを伝えています。今回はペットボトルを利用する「竹炭消臭ポットづくり」を用意。訪れたお客さまに消臭ポットを自由にデコレーションしてもらいました。

《CCC》フェアトレードの商品の試食&試飲

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

 フェアトレードの大切さを伝えようと、CCCの呼びかけに集まった有志学生がブースを出店。フェアトレード商品の紅茶とチョコレートを集まったお客さまに提供しながら、フェアトレードの仕組みや重要性について、手作りの紙芝居や写真などを用いて解説していきました。お客さまは一般的な商品の値段と適正価格の開きに驚きの表情をみせながら、学生たちの解説に熱心に耳を傾けていました。

《よさこい探究会「鳴踊」》よさこい演舞

堀川フラワーフェスティバル2018「愛知淑徳DAY」

 14時から30分間、約20人のメンバーが堀川の両岸で演舞を披露。マイクパフォーマンスを担当した学生は、振り付けをリズムに合わせて解説しながら「観客の皆さんも一緒に踊りましょう」と呼びかけ、会場を盛り上げました。その呼びかけに応えるようにお客さまは見よう見まねで、体を揺らしたり、手をふったり笑顔いっぱい。堀川が一体となり、その場にいる全員でよさこいを楽しみました。