交流

2019年02月06日

長久手市大学連携推進ビジョン4U 「はじめてのおつかい」

長久手市大学連携推進ビジョン4U 「はじめてのおつかい」

2018年9月29日(土) 長久手市文化の家周辺(報告:イオンモール長久手)

学生たちが地域のつながりを築くプロジェクトを企画・実施。
長久手市職員の方や他大学の学生に向けて、その成果を報告しました。

 「日本一の福祉のまち」の実現を目標に掲げる長久手市は、本学をはじめとする市内の4つの大学との連携を強化し、より良いまちづくりのための活動を続けています。2017年6月からは、愛知淑徳大学、愛知医科大学、愛知県立大学、愛知県立芸術大学の学生が4回のワークショップに参加し、地域の課題解決に向けた企画を立案。2018年の3月に長久手市長や市職員の方に対してプレゼンテーションをおこない、互いのアイデアを共有しました。さらに大学と地域の指針を示す「長久手市大学連携推進ビジョン 4U」を策定し、これからも地域貢献活動を広げていくことを誓いました。この発表の場で本学の学生たちが発表したのが「長久手一家プロジェクト はじめてのおつかい」。子どもたちのおつかいを通して、地域の人々の間に家族のような温かい関係性を築く、このプロジェクトは長久手市職員の方々から高い評価をいただくことができました。そしてこの時にいただいた意見を参考に、半年間プランをブラッシュアップし、9月29日(土)、ついに企画が実現。子どもたちの小さな冒険に地域の方の笑みがこぼれる、温かな一日となりました。ここでは「はじめてのおつかい」の様子と、同日に4大学合同で開催された「のろし祭り」の様子をレポートします。

長久手市大学連携推進ビジョン4U 「はじめてのおつかい」

長久手市大学連携推進ビジョン4U 「はじめてのおつかい」

 当日は本学の学生20人ほどが集まり、子どもと共におつかいにでかける学生、おつかいの様子を撮影する学生など、それぞれの役割に分かれて、小学生3人のおつかいをサポート。3、4軒の店舗をまわる道中に子どもと楽しく雑談したり、ヒントを出したり、子どもたちが安全に楽しくおつかいができるように温かく見守りました。その後、おつかいを通して感じたことや気づいたことを参加者全員で共有するために振り返り会を実施。学生がスタートからゴールまでにあった出来事やその時の気持ちを子どもたちに質問し、撮影した写真とともに手作りのマップに書き記していきました。地域の人たちとの関わりや子どもたちの思いを共有することで、参加者全員が子どもたちの成長を実感し、地域のコミュニティの重要性を感じることができました。

長久手市大学連携推進ビジョン4U 「はじめてのおつかい」

長久手市大学連携推進ビジョン4U 「はじめてのおつかい」

 振り返り会が終わると、学生たちは長久手市内の4大学合同で開催された「のろし祭り」に参加し、長久手市の職員や他大学の学生に向けて、「はじめてのおつかい」の実施報告をおこないました。発表ではプロジェクトの主旨やイベントの流れと結果を紹介した上で、学生が架け橋となり、地域の人々のつながりを築くことの意義を伝えました。学生たちの報告を聞いて、地域の方や他大学の学生もプロジェクトが実現した様子に聞き入り、学生の街まちづくりへの関わりを期待する声があがりました。

長久手市大学連携推進ビジョン4U 「はじめてのおつかい」

長久手市大学連携推進ビジョン4U 「はじめてのおつかい」

 参加した学生は「おつかいプロジェクトを企画する上で、メンバーで何度もミーティングを重ねてきました。今日はお子さんたちが楽しそうに買い物を楽しんでくれてよかったと思います。地域の人、家族、学生のつながりを感じられるこの企画を継続して続けていきたいと考えています。」と今後への意欲を語りました。長久手市や他大学とも連携しながら、1年以上取り組み続けてきたプロジェクトを成し遂げ、地域の人々や子どもたちの笑顔に確かな手応えを掴んだ学生たち。プロジェクトで身につけた知識や行動力を活かして、これからもさまざまな地域貢献活動で長久手市の街を盛りあげていくことでしょう。