追究

2019年01月17日

司書課程 講演会「司書のお仕事 とある公共図書館の一日」

司書課程 講演会「司書のお仕事 とある公共図書館の一日」

2018年12月19日(水)長久手キャンパス ミニシアター

公共図書館員のお仕事とは。双方向コミュニケーションの講演会を実施しました。

 12月19日(水)に「司書のお仕事 とある公共図書館の一日」と題し、司書課程の講演会を開催しました。ゲストスピーカーに認定司書の小曽川 真貴氏をお招きし、公共図書館の司書になるまでについて、仕事の内容や仕事で気を付けていること、そして、仕事以外での活動についてご講演いただきました。

 まず小曽川氏は、子どものころから「いつもそこに『本』があった」と振り返り、本に関する仕事につきたいと思ったことをきっかけに、司書資格のとれる大学に行くことを決意されたことをお話されました。
 次に、司書の1日のスケジュールについて、大きく「窓口」「事務」「排架」の3つをあげ、それぞれの業務について詳しく解説していきました。まず、窓口業務の中では、「利用者を不安にさせないこと」が大切であり、利用者が知っていることを引き出す等のレファレンスのコツを説明、また、排架業務では「様々な感覚を使うこと」、そして事務をはじめ業務全体においては「チームで仕事をすること」が大切であるとお話くださいました。

司書課程 講演会「司書のお仕事 とある公共図書館の一日」

司書課程 講演会「司書のお仕事 とある公共図書館の一日」

 仕事以外の活動として、自主的に勉強会に参加し研鑽を積まれていることや、司書や図書館、広く本に関わる人々との交流に参加していること、そしてご自身の趣味など幅広く行われており、それらが本の監修などの仕事にも繋がっていったとのことでした。
 最後に司書の資質として、「情報のインプットが苦にならない」「好奇心旺盛」など5つをあげられ、講演を締めくくりました。
 また、この講演では参加者がスマホで参加できるWeb上の掲示板を開設。適宜、参加者からの質問を受け付け、リアルタイムで質問に回答するという取り組みも行い、講義外のこぼれ話もたくさん知ることができました。

司書課程 講演会「司書のお仕事 とある公共図書館の一日」

司書課程 講演会「司書のお仕事 とある公共図書館の一日」

 現役の司書から、ここまで具体的に仕事内容を聴く機会が持てたことは、学生たちにとってこれからの未来を描く大きな参考になったことでしょう。
 本学では今回のように社会で活躍されている方との接点を用意し、学生たちを支援していきます。