追究

2020年10月28日

第6回オンライン「コラボメッセ」~違いを共に生きる~&CCC@homeライブ

第6回オンライン「コラボメッセ」~違いを共に生きる~&CCC@homeライブ

2020年10月11日(日) 星が丘キャンパス アクティブ・ラーニングスタジオ

地域貢献活動に関わる企業や団体と、オンラインを通じて交流。
互いの取り組みや思いを語り合い、視野を広げました。

 CCC(コミュニティ・コラボレーションセンター)は学生たちの地域貢献活動をサポートする学内組織です。地域で活躍する団体とのマッチングや、学生たちのボランティア活動の支援やアドバイスなどをおこなっています。そのCCCが主催する「コラボメッセ」が10月から開催されました。コラボメッセは学生たちがさまざまな団体と交流を深め、コラボレーションするきっかけづくりの場として企画・実施してきたイベントです。6回目となる今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインで開催。10月11日(日)、11月21日(土)、12月13日(日)の3日間にわたり、行政や企業、NPO法人から10団体、他大学から5校の学生たちが参加しました。ここでは10月11日(日)におこなわれた初回の様子をレポートします。

第6回オンライン「コラボメッセ」~違いを共に生きる~&CCC@homeライブ

第6回オンライン「コラボメッセ」~違いを共に生きる~&CCC@homeライブ

第6回オンライン「コラボメッセ」~違いを共に生きる~&CCC@homeライブ

第6回オンライン「コラボメッセ」~違いを共に生きる~&CCC@homeライブ

第1部 座談会「若者が地域に参画する意義~CCC開設時を振り返りながら 15周年~」

 第1部では、2020年でCCCが開設15周年を迎えることを記念し、開設当初を振り返り、今一度、CCCの使命や役割を見つめなおす「座談会」を実施。CCCの開設に関わった4名の先生が参加(うち1名(小川明子先生)はメッセージ参加)し、それぞれがCCC開設に込めた想いを語りました。海外経験が豊富な初代センター長の五島幸一先生は、「アメリカと日本の大学の違いに驚いた」と語り、「アメリカではボランティアのことを“コミュニティサービス”と言うことに倣い、学生の力を活かして、大学と社会をつなげる教育センターを創ろうとした」と開設当初にCCCが定めたゴールについて言及しました。その言葉を受け、永田祐先生は「単なるボランティアセンターではなく、地域の人たちとの協働を大切にするセンターにしたかった」と五島先生の言葉に賛同。さらに小島祥美先生は「ボランティアは自分を知るきっかけになる」とし、「活動を通じて、“自分はこれができる”“自分はこれが苦手”と、自分を理解することができるはず」と、ボランティア活動に参加することで得られる成長も語りました。

第2部 久しぶりだね! みんなどうしてた?&活動報告①~③

 コロナウイルス感染拡大防止の観点から、さまざまなボランティア活動が停滞してしまった今年度。そんな状況の中でも懸命にボランティア活動に励む学生たちは、今、何を思い、どのように現状を打開しようとしているのか、第2部では、それぞれの思いを語り合うディスカッションを実施しました。学生たちからは「ボランティア活動に向う行き帰りの時間に、活動に思いを寄せていたことに気づいた」という発見が語られ、「その分、オンラインだと活動前後の“間”がなく、すぐに始まってすぐに終わってしまうので、ふり返りの時間が取れない」とオンラインでの活動ならでは難しさが発表されました。そんな戸惑いを抱えながら活動を続ける学生たちに対し、社会人の方々からはさまざまなアドバイスやエールが贈られ、参加した全員で「共に頑張ろう」という前向きな気持ちを共有し合いました。

第6回オンライン「コラボメッセ」~違いを共に生きる~&CCC@homeライブ

第6回オンライン「コラボメッセ」~違いを共に生きる~&CCC@homeライブ

第3部 CCC@homeライブ

第6回オンライン「コラボメッセ」~違いを共に生きる~&CCC@homeライブ

第6回オンライン「コラボメッセ」~違いを共に生きる~&CCC@homeライブ

 第3部では、コラボメッセ恒例の音楽ライブ企画を遠隔でおこないました。進行を務めたのはCCCの学生スタッフ。「今日はオンラインを通じてみなさんに会うことができて、とても良い時間になりました。例年のように同じ場所で歌うことはできませんが、離れていてもつながりを感じることができたらいいと思います」と参加者に感謝の思いを届けました。そして、毎年コラボメッセで歌い続けている1曲について解説。CCCとの共通点や、ボランティアに取り組む学生が共感できる歌詞内容について語りました。その後1回目はCCCで活躍する学生団体の写真とともに曲を聴き、2回目は参加者と一緒にオンラインを通して合唱しました。参加者全員がこれまでの活動を振り返り、音楽を通して一つにつながるひとときとなりました。
 行政やNPO法人などさまざまな方とオンラインを通して、交流することができた今回のコラボメッセ。イベントを通して学生たちは視野を広げ、今後の活動をより充実させいくことでしょう。

学生コメント

第6回オンライン「コラボメッセ」~違いを共に生きる~&CCC@homeライブ

福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻 4年 驛田彩音さん

 コラボメッセでは、CCCの設立に関わった先生方や、行政やNPO法人など様々なゲストの方の話を伺うことができました。どの方もこんな社会人になりたいと思えるような素敵な方ばかり。特に印象的だったのは、あるNPO法人の方の話です。「コロナ禍だからこそボランティアを必要としている人がいる」と積極的に活動に取り組んでいるという話を聞いて、はっとさせられました。私も新型コロナウイルスのせいでできないとあきらめてしまうのではなく、もっと視野を広くもって動ける人になりたいと思いました。卒業後もCCCや地域で活動している方々の思いを忘れず、社会で活躍していきたいと考えています。