躍動

2015年12月17日

先を見据えた緻密な立論で、真摯に戦う大塚ゼミ。 他大学とのディベート大会に出場し、確かな成果を手にしました。

vol.38

ビジネス学部 ビジネス学科3年(2015年度)

マーケティングゼミ対抗ディベート大会(愛知淑徳大学、専修大学、國學院大學、東洋大学)準優勝!

「生きた情報」「生きたデータ」を自分たちで掴み、説得力ある立論を組み上げる。

 知的スポーツといわれるディベートは、肯定・否定の立場にわかれて議論する「説得のゲーム」です。より説得力のある意見を伝えるために、客観的な証拠資料を用意し、論理的に主張する姿勢が大切になります。私たち大塚ゼミでは2年次からこのディベートに取り組み、大塚先生のご指導のもと、仲間と互いに切磋琢磨しています。対外試合にも積極的に参加し、6月27日(土)には東京の明治大学でおこなわれた「マーケティングゼミ対抗ディベート大会」に挑みました。
 参加大学は、専修大学、國學院大學、東洋大学と愛知淑徳大学の4大学。過去数年間は関東のレベルの高さに圧倒されていましたが、昨年出場した先輩方が初めて準優勝に輝きました。「私たちも負けられない!」と大塚ゼミ3年生10人が団結し、4月頃から準備をスタートさせました。

 ディベートのお題は「ふるさと納税は地域活性化に有効か否か」「キャラクター戦略は企業の売上アップにつながるか否か」「少子高齢化が進む中で日本のディズニーは成長し続けられるか」の3題。3チームにわかれ、他大学の対戦チームとの事前打ち合わせや立論を裏付けるための情報・データの収集に奔走しました。約70か所の自治体へのヒアリング、300人以上に対するアンケート調査、テーマパークの近隣で街頭調査......。自分たちで掴み取った「生きた情報」「生きたデータ」が説得力のある立論につながっただけでなく、一人ひとりの心に大きな自信を与えてくれました。
 「これだけ頑張り抜いたのだから、大丈夫。堂々と戦っておいで」。大塚先生の激励を受けてさらにパワーがみなぎり、「最後の最後まで妥協しない!」と大会前夜もみんなでディスカッション。主張やスライドの内容をブラッシュアップして試合本番に臨みました。

努力の先にある、勝利。仲間との熱い日々が、一人ひとりを強くする。

 4大学総当たり戦の3試合すべてで、白熱した議論が繰り広げられました。相手チームからの鋭い尋問や思いもよらない反駁も柔軟に受け止め、収集した情報・データをもとに冷静に反論。その底力となったのが、大塚ゼミでの学びや経験のすべてです。
 結果は、2勝1敗で準優勝。強豪チームを相手に全力を出しきり、健闘することができて、来年の大会に出場する後輩たちへとバトンが手渡せたと感じています。また、今回、他大学の学生と交流し、刺激を与え合って視野が大きく広がりました。この貴重な経験を活かし、現在進めているゼミでのグループ研究、名古屋マーケティングインカレ、西日本インカレなどのプレゼンコンテスト、他学部との産学協働プロジェクトでも確かな成果を残したいと考えています。

 何事にも本気で取り組み、がむしゃらに頑張れるのは、同じように努力している仲間がいるから。そして、大塚先生が厳しくもあたたかく見守り、導いてくださるからです。大塚ゼミのみんなと共に学び、泣いて、笑って、葛藤や挫折なども乗り越えて一歩ずつ成長していくとても熱い日々。それは一生モノの財産です。最後まであきらめずに全力投球する姿勢を貫き、これからも挑戦し続けたいと思います。