高橋洋ゼミ 

書いたシナリオを基に撮影や編集について熱く意見を交わし、完成を目指すゼ

 


 

まず高橋ゼミ3年の方へのインタビューから。 

 

――お名前をお願いします。 

有富さん(以下、同) 有富 響一郎です。 

 

――所属ゼミの紹介をお願いします。 

短編動画制作です。テーマは自由で、「シナリオの提出→撮影→編集」の順で作業しています。5人チームで1つの作品を作成します。 

 

――ゼミの雰囲気はどんな感じですか? 

ゆるく仲が良いです。講義はなく、いきなり実践から始まります。初回授業では、まず30秒の作品を完成させ、5分の短編シナリオ作成が課題として出題されます。 

 

――ゼミの自慢話はありますか? 

ひたすら実践する点です。作品を作り続けます。特徴は先生が活躍されている監督であることで、実技をメインとして活動していきます。 

 

――ゼミで学んだことや、学んでいることは何ですか? 

シナリオ的な文章の書き方を学んでいます。映像にすることを前提として文章にしていきます。小説だと「悲しい気持ちになった」と表現するところを、映像にするとなると「どんな表情だったか」も記載しないといけないところが難しいですが、面白い点でもあります。今は「お笑いで賞を目指す大学生2人組の話」を制作しています。 

 

――ゼミでの思い出は何かありますか? 

撮影時の思い出が印象的です。自分の意見があるからこそ、険悪になることもありますが、お互いに妥協して方針を決め、妥協点が噛み合ってやりたいことが分かる瞬間があります。例えば、シナリオ上のシーンのカット割、カメラの位置、切り替えのタイミングを話し合います。作品作りのメンバーのローテーションが早く、様々なメンバーと制作ができることでチームでの関わり方を学び、成長を感じやすいと思います。 

 

――高橋先生の好きなところ、面白いところはありますか? 

ホラー映画「リング」の貞子の演出を考えた先生で、尊敬できるところが沢山あります。驚きの経歴があるのにも関わらず、自分語りを嫌がる方なので、このような場で発信したいと思います(笑)。 

 

――1番好きな課題を教えていただきたいです。 

生と死の世界が入り混じる10分のシナリオ制作が好きです。シナリオは個人で書き、制作は皆で行います。卒業プロジェクトは短編映像を考えています。  

――高橋ゼミに入ったきっかけは何ですか? 

2年時に受けたシナリオの授業が面白かったからです。シナリオの文章は小説とは違う味が出るところに魅力を感じています。 

 

――高橋ゼミに所属する前に取っておくと役立つ授業はありますか? 

「シナリオ」の授業は必須です!取ってないとゼミ決定後に履修することになります。ゼミですぐに制作に入るため、講義でシナリオの書き方を学んでおくことをお勧めします。また、映画評論a.bは映画そのものの知識としてつけておくと、表現の幅が広がると思います。 

 

――実際、高橋ゼミに入って感じたことはありますか? 

とても映画に興味がある人ばかりではありません。シナリオ作成だけでなく、作品の役を自分たちで演じることもあります。机に座って学習するというより、実践が多い印象です。勉強らしくなく、周りにも気を遣わなくて良いゼミだと思います。 

 

――最後に、これからゼミに入る人たちへメッセージをお願いします! 

固く深く考えすぎずに入ってください!また、「シナリオ」の講義は受けておいてください。映像を作るだけでなく自分たちで演じることもあります。 

 

――はい、ありがとうございました! 


つぎに高橋ゼミ4年の方のインタビューです。 

 

――お名前をお願いします。 

湯元さん(以下、同) 湯元 麻裕美です。 

 

――所属ゼミの紹介をお願いします。 

シナリオといって、映画の脚本を書いています。 

脚本から撮影、演出も全てゼミ生がやっており、3年生の夏と春に実習、4年生はほぼ卒業制作をしています。具体的には、3年生の夏に10分シナリオを撮影しています。4日間ぐらいの実習に向けてゼミ生みんなでシナリオを書き、投票で2本の脚本に決めて、班に分かれた後、演出などを決め、実習当日に撮影しています。また、後期は15分シナリオを撮影します。4年生の卒業制作では個人とグループが選ぶことができます。個人制作は2時間ほどのシナリオだけを作る人と、少し短めのシナリオと映画を作る人がいます。グループ制作は映画撮影で、3年生の実習と同じような流れで進めています。 

 

――ゼミの雰囲気はどんな感じですか? 

すごく面白い人たちが多いです(笑)!映画が好きな人はもちろん、シナリオを書くのが好きな人がいます。また、映画を作る際に演技を自分で行うので、演技や演劇が好きな人も結構いますね。 

 

――ゼミの自慢話はありますか? 

先生が有名な方で、プロの目線から色々言っていただけることです。意見をみんなでたくさん出しますが、「先生から見るとここはこうした方が良いよ」などアドバイスをくださることがとても向上心が高まることに繋がり、このゼミの良いところかなって思います。 

 

――ゼミで学んだことや、学んでいることは何ですか? 

基本はシナリオを書くことを学んでおり、起承転結や話の筋道の立て方を学べたと思います。また、書き方によって見え方が変わることや、人の心に訴えかけるにはどのような映し方するべきなのかを学ぶことができました。シナリオだけではなく、カット割りや映像でどう伝えるのかも学べるのが高橋ゼミかなと思います。 

 

――ゼミでの思い出は何かありますか? 

やはり夏と春の実習がとても思い出に残っています。班のメンバーで脚本や演出などの担当を決めますが、演出と監督の意見が相違してしまい、少し喧嘩が起きたりしました(笑)。その制作の過程の中でちょっと絆も深まるかなと思います。先生とも対立しながら、みんなと意見をぶつけ合うのが個人的にはすごく楽しかったですね。 

 

――高橋先生の好きなところ、面白いところはありますか? 

すごくフランクに接してくれる先生で、学生を対等に見てくれているような気もしています。学生がお菓子を持っていると「ちょっとちょうだい」と声をかけてくださるお茶目な先生です(笑)。すごく優しくて良い先生です! 

 

――卒業プロジェクトのテーマや内容を教えていただきたいです。 

私は個人制作でシナリオを書いて映画を作りました。テーマは「後悔」で、後悔を過去に戻って晴らしていくよという、青春の気持ち悪い部分を具現化した30分の作品を書きました。撮影の時は大学の人と高校の友人をとても頼りにしていました(笑)もう1人個人制作で映画を作った男子は、ネットの掲示板で役者希望の人を集めたようで、凝っていてすごいなと思いました。  

――高橋ゼミに入ったきっかけは何ですか? 

元々、お話を書くのが好きで、この好きなことをやれるゼミがあると聞き、良いなと思って入りました。 

 

――高橋ゼミに所属する前に取っておくと役立つ授業はありますか? 

高橋洋先生が開講している「シナリオ」は、取っておくとシナリオの書き方が分かるので、取ると良いと思います。取っていなくてもゼミで基礎を教えてくださるので、心配はないと思いますが、シナリオを書くことは楽しいので実際にやってみると良いと思います。 

 

――実際、高橋ゼミに入って感じたことはありますか? 

シナリオと普通の文学小説は全然違うなと思いました。文学小説よりシナリオは、セリフが多く、人物の心情はセリフとちょっとした「ト書き」という付け加えで表します。映像になる前はそれだけで相手に伝えることが重要なので、その点が難しいなと思いました。また、文学小説を読んでいて“悲しい”や“不吉な塊”のような言葉を見つけると、それをどう映像で表現しようかと考えるのがすごく楽しいと感じました。 

それから、ゼミは結構厳しいと思っていましたが、とても楽しいなって思います。 

 

――最後に、これからゼミに入る人たちへメッセージをお願いします! 

大変ですがすごくやりがいがあり、楽しいゼミなので是非是非来てほしいです! 

 

――はい、ありがとうございました! 

 

高橋ゼミの内容をもっと知りたくなった場合は、学部のウェブサイトもご覧ください! 

https://www.aasa.ac.jp/souzou/momp/髙橋洋ゼミ

 


[3年生]
取材日:2023年11月14日(火)
場所:アトリエ(アネックス)
取材担当:
インタビュー、記事=大矢佳歩(3年生) 
記事校正 、写真補正=長谷川果穂(3年生)
写真撮影山本知佳(3年生)
※学年は2023年度のもの。
 
[4年生]
取材日:2023年12月20日(水)
場所:アトリエ(アネックス)
取材担当:
インタビュー、記事=加藤百華(4年生)
記事校正=長谷川果穂(3年生)
写真撮影、写真補正
杉本琴亜(1年生)
※学年は2023年度のもの。

 

他のゼミの記事を読む