個に寄り添い、笑顔に導く――。あの時描いた教師像を胸に、子ども達と向きあっていく。
「教師になる」という夢を抱く私に、多くの学びを与えてくれたのが「多文化共生と教育」をテーマにしたゼミでした。年々外国人の子どもが増えている教育現場。私が訪れた実習先の小学校にも、日本語が話せない外国人児童がいました。一生懸命、日本語を学ぼうとする子どもに対し、先生も教科書の言葉を平仮名に書き換えるなど、できる限りサポートをされており、互いに理解しあおうとする二人の姿がとても印象的でした。そして、ようやく理解できた時に見せてくれた笑顔の素晴らしさ。その経験によって、自分にとっての理想の教師像に気づきました。夢を叶えた今も「一人ひとりの個性と向きあい、子どもを笑顔に導く教師」をめざし、毎日子ども達と向きあっています。
卒業生 Q&A
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教育の現場で特に役立っている学びは?
通常学級の教師でも、障がいのある児童を指導する機会があります。大学で特別支援教育について学び、特別支援学校教諭の免許状を取得していたおかげで、障がいのある児童に対しても適切に対応することができました。
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教師になるための学びで印象に残っていることは?
1年次に教育の現場を体験した『学校教育体験』。“やっぱり子どもが好き。夢は間違っていなかった”と確認ができ、“教師になるための4年間が始まっているんだ”と、改めて覚悟ができました。
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学生のうちに経験しておくと良いことは何ですか。
小学校の授業や休み時間に子ども達とふれあうことで教育現場を体験できるボランティア活動がオススメです。私自身も大学の紹介で週1回の活動を3年間おこない、現場の雰囲気に慣れることができました。