刺激的な友人との出会いやコンペへの挑戦。建築家への道はここから始まった。
大学で建築の面白さに目覚め、夢を叶えて建築家になりました。在学中は『建築の歴史』といった世界の建築物の教養を深める授業から、設計に不可欠な敷地調査、模型づくりなど、直接仕事に結びつく授業まで、多くの授業を受けました。また、環境、都市計画、まちづくりなどの分野にも専門の先生がいらっしゃるのも、愛知淑徳大学ならではの学びの環境だったと思います。私のターニングポイントになったのは、3年次の『空間設計Ⅳ』でのグループ設計です。グループを組んだ友人2人が私とは対極的な考え方で、彼女たちの枠にとらわれない自由な発想や女性らしい視点に大きな刺激を受けました。私は比較的カチッとした几帳面な設計スタイルでしたが、その後は設計の幅も広がって、コンペにも積極的に挑戦。卒業制作が学内で優秀賞を受賞したことが、今も私の誇りになっています。