仲間と共に考え行動し、達成する素晴らしさ。大学時代の経験を生徒にも伝えたい。

学科の1期生として入学し、教員や学生同士が親睦を深め、チームワークを養うことを目的としたスポーツ大会の企画・運営に挑戦しました。「男女を問わず楽しめる大会」「スポーツが苦手な人でも楽しめる大会」というテーマを掲げ、種目選びからルールづくりまで自分たちで試行錯誤した経験は、現在、教員として生徒を指導する際にも役立っています。生徒一人ひとりに合わせた関わり方に悩むこともありますが、運動が苦手な生徒にも簡単なことから段階的に指導する中で、できなかったことができるようになったり、スポーツの楽しさを感じてくれたりする瞬間が一番のやりがいです。また、結論がひとつに絞られないテーマについて話し合わせることで、主体的・対話的で深い学びが実現できるように工夫しています。例えば“タバコを全面禁止にしたらどうなるか？”といった喫煙者と非喫煙者が共存する方法について話し合わせ、発表する機会を設けるなど、知識を修得するだけでなく、物事を多角的に見つめ、深く考える力を育むようにしています。こうした指導を通して、大学時代に経験した仲間と共に考え行動し、目標を達成する素晴らしさを生徒にも伝えていきたい。教師としていつまでも学ぶ姿勢を忘れず、その姿を生徒に示していけたらと思います。