学ぶ意欲を尊重し、対応してくれる環境がある
私が中学校教諭をめざした理由は、中学校でお世話になった社会科の先生との出会いです。その先生は、一方的に授業を進めるのではなく、「なぜこの制度ができたのか?」などとグループディスカッションをさせることで、生徒が興味を持つよう工夫していました。生徒指導の面でも、生徒を第一に考えて親身になって注意したり相談に乗ってくれたりと、とても尊敬できる先生でした。大学生活で特に力を入れたのは教育実習。それに向けて、模擬授業や指導案の制作なども高い意識を持って取り組みました。その中で、授業で疑問に思ったことの解決や教育実習での授業の指導にあたり、教職・司書・学芸員教育センターの先生方から的確な助言をもらいました。そうして迎えた教育実習では、生徒から「わかりやすかったし、楽しかった」と太鼓判をもらう一方で、担任の先生からは色の使い方や文字の配置など、黒板の使い方を細かく指導していただき、授業の奥深さを学びました。今後は生徒と同じ目線に立つことで、生徒の気持ちを理解できるよう努め、生徒一人ひとりの個性を尊重して、厳しくも信頼される先生になりたいです。