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COP10愛知・名古屋に向けて 〜なごや東山地区紙上座談会

中日新聞 平成20年6月25日 掲載記事

2010 COP10愛知・名古屋に向けて 〜なごや東山地区紙上座談会より(抜粋)
東山の地から考える「生命(いのち)の未来〜環境・地域・教育〜」

−COP10名古屋開催決定のご感想は?

小林:地上の様々の生き物が干潟やさんご礁など様々の環境でつながりあって生きている。人間もその一つの種に過ぎないことが身近で確認できることは素晴らしいことだと思います。

−「生物多様性」に関して、豊かな里山が残る東山地区への注目が高まっています。東山地区の再生プラン策定も進んでいますが、それについてのご意見やご感想をお聞かせください。

小林:愛知淑徳が星が丘に移転した昭和34年頃には、平和公園側の東山は、うさぎなどが日常的に見られました。そうした自然な里山が再生プランによりもどるといいですね。

−東山地区の豊かな自然環境を、教育へどのように生かしていけるとお考えでしょうか。

小林:動植物園には人工的環境での動植物、里山計画の側には自然な環境での動植物が共に、都会の真中に存在しうることは素晴らしいことであり、様々の教育への応用ができるのではないでしょうか。

−大学同士が連携して研究・教育活動を進める動きが活発になってきています。

小林:ネットワークを構成し、教育・研究を行うことは、今の時代の大切な方向性です。東山地区の大学が東山をテーマとし、各大学の特色を生かした様々の共同プロジェクトなどもいいですね。

−本企画「いのち見つめる教育」へのご意見をいただけますか。

小林:「違いを共に生きる」という本学の理念に通じるテーマと捉えています。お互いの違い、多様性を認め、それぞれの生き方を尊重することが、自分らしい生き方を考え、限りあるいのちの大切さを見つめることにつながるのだと思います。