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2023年01月19日

健康栄養学科 榎ゼミ 名古屋⼤学医学部附属病院連携プロジェクト

健康栄養学科 榎ゼミ 名古屋⼤学医学部附属病院連携プロジェクト

2022年度 榎ゼミ

榎ゼミの学⽣が⽣活習慣病の予防・改善につながるヘルシーメニューを考案。名大病院の管理栄養⼠の先生⽅からご意⾒をいただき、臨床現場で求められる能⼒を養いました。

 健康医療科学部 健康栄養学科の榎ゼミの学⽣が、名古屋⼤学医学部附属病院と連携プロジェクトを実施しました。毎年、11⽉14⽇(世界糖尿病デー)を含む⼀週間におこなわれる「全国糖尿病週間」に向けて、名古屋⼤学医学部附属病院 糖尿病サポートチームの管理栄養⼠の先⽣⽅からアドバイスをいただきながら、ヘルシーメニューの考案とリーフレットの作成に取り組みました。

 榎ゼミ3年⽣は後期のカリキュラムがはじまる前から⽣活習慣病の予防・改善を図るメニューの準備をしてきました。病院から提⽰された低エネルギーや低塩分、野菜を多く使⽤することなどの条件のなかで、材料や調理⽅法などを吟味。調味料の分量調整や栄養計算など、細部に⾄るまで試⾏錯誤を繰り返し、⼯夫を凝らした全6品のメニューを作り上げました。メニューを形にした後も、味や盛り付け、調理⼯程について学⽣同⼠で意⾒を出し合い、さらに完成度を⾼めたようです。

 学⽣たちは考案したレシピを、糖尿病サポートチームの管理栄養⼠の先⽣⽅や調理を担当している企業の⽅に提案を⾏い、美味しさと健康⾯を両⽴させるアイデアやこだわったポイントなどを紹介しました。管理栄養⼠の先生⽅や企業の⽅からは味や栄養⾯だけでなく、実際に調理する際の作業量や⼯程についてのご質問やご意⾒も多く、学⽣たちにとって現場だからこその視点を⾝につける良い機会となったようです。

健康栄養学科 榎ゼミ 名古屋⼤学医学部附属病院連携プロジェクト

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健康栄養学科 榎ゼミ 名古屋⼤学医学部附属病院連携プロジェクト

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 管理栄養⼠の先生方からのご意⾒や作成した提案資料などをもとに、調理法や栄養量を記した『2022全国糖尿病週間500kcalメニュー』リーフレットを作成。どの情報が重要か、わかりやすく伝えるためにはどのように表現すべきかなどを意識し、デザインにもこだわりを⾒せました。リーフレットは名古屋大学医学部附属病院の外来ならびに一部病棟、リハビリテーション室、院外薬局、地域連携・患者相談センター等で患者様に配布され、たくさんの⽅へお届けすることができました。
 また、今回のプロジェクトで考案したメニューは、11⽉に⽇本ゼネラルフード株式会社様と協働で愛知時計電機株式会社様の社員⾷堂で実際に提供され、いずれも1⽇で完売するほど好評を博しました。

■愛知時計株式会社様でのヘルシーメニュー提供の様子>

 管理栄養士の卵として、1から栄養バランスが整ったメニューを考案した学生たち。臨床現場のプロの方と連携することで、管理栄養士の役割や立ち回りなどを再認識し、食と健康への意識もさらに高まったことでしょう。本学ではこれからも、学びを現場で実践できる機会を提供し、学生の自信と成長につながるサポートをしていきます。

健康栄養学科 榎ゼミ 名古屋⼤学医学部附属病院連携プロジェクト

2022 世界糖尿病週間ヘルシーメニューリーフレットはこちら>