清水 裕二/しみず ゆうじ

メッセージ

現代社会の様々な問題や事象を建築という枠組みを通して捉え直し、考える行為こそが、建築・都市をデザインするということなのではないか、と考えます。

様々なことに興味を持ち、とりあえず動くこと。「動きながら考える。」それがゼミのポリシーと言えるかもしれません。

好奇心旺盛でいろんなことに積極的に取り組める人、自分一人でも決然と物事を進めることができ、また他の人との共同作業もできる。そんな人たちが集うゼミであって欲しいと思います。

担当授業科目

都市の景観
空間設計Ⅳ
デザインワークショップ
建築・インテリア概論(オムニバス)
建築・インテリア演習Iab・IIab
卒業プロジェクト

演習(ゼミ)について

ゼミでは、受動的に受ける授業とは違い、主体的に考えることを目標とします。テーマはその都度話し合って決めますが、場合によってはこちらからテーマを提案することもあります。例年、3年は共通のテーマを決めて、調査・分析・プレゼンテーションを行います。近年は自治体や団体からの委託研究や、まちづくりへの提案などが多くなっています。4年では卒業制作・論文の指導を行います。また、ゼミ以外でもやる気のある人には実施コンペや実務の手伝いなどをお願いすることがあります。

研究課題・活動など

都市の活性化

名古屋建築会議を結成(2002)し、他大学の教員や建築家と共同しながら名古屋の活性化を目指して様々な活動を展開しています。

活動事例:大名古屋展(2003)、どんぐりひろばプロジェクト(2005)、広小路ルネッサンス(2005)、リスボン建築トリエンナーレ(2007)、野外フェスドーム制作(2008)、広小路活性化提案(2008)、名港ミュージアムタウン(2009)、あいちトリエンナーレまちなか事業(2009-2010)、中川運河キャナルアート(2010-)、CODE | souvenir 2011 NAGOYA + KOBE(2012)、あいちトリエンナーレ2013公式グッズ・デザインコンペティション (2012)、記憶の街ワークショップ(2013-)、大学・研究施設との連携による地域コミュニティ形成・活性化の事例研究及びそのリニモ沿線地域への応用可能性(2014)、篠島活性化提案(2014-)

 

建築設計

住宅を中心に建築の設計活動をしています。

トオリニワの家(『新建築住宅特集』2004年12月号掲載)、大福町の家(2005年)、鉄板TV(2009年)、House O(2010年)、売木村の家(2016年)

 

著書

リノベーションの現場(共著)(2005年 彰国社 担当分P.145-185)

設計に活かす建築計画(共著)(2010年 学芸出版社 担当分P.94-99,114-115)

空間コードから共創する中川運河 〜「らしさ」のある都市づくり(共著)(2016年 鹿島出版会 担当分P.28-33,78-83,104-111,128-129,184-185,188,191,202-203)

 

受賞

1996年 SD Review 1996入選

2013年 公益社団法人日本港湾協会企画賞[所属団体「一般社団法人 中川運河キャナルアート」での活動]

2015年 平成26年度「手作り郷土賞」(国土交通大臣表彰)[所属団体「一般社団法人 中川運河キャナルアート」での活動]

2015年 日本建築学会賞(業績) 『「失われた街」模型復元プロジェクト』

[槻橋修、久野紀光、福屋粧子、曽我部昌史、中村勇大、古谷誠章、宗本晋作と共同受賞]

略歴

東京大学工学部建築学科卒業
東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学
千葉大学工学部デザイン工学科助手