宮田 雅子/みやた まさこ

メッセージ

大学で過ごす4年間は、失敗の経験や無駄な時間が許容される貴重な期間です。
本専攻では、メディアとその背景にある社会について知ることや、分析・批判をすることだけでなく、みずからメディアをとおして表現することとの間を往復しながら、立体的にメディアを学んでいきます。
みなさんには、失敗や無駄をいとわず、まずは自分の頭と手を使って表現し、確かめていく姿勢を持って貴重な4年間を過ごしてほしいと思います。

担当授業科目

アカデミックスキルズ
研究法概説
造形基礎
コミュニケーションデザイン論
現代デザイン論
プリントメディアⅡ
演習Ⅰa
演習Ⅰb
演習Ⅱa
演習Ⅱb
卒業プロジェクト

演習(ゼミ)について

【メディア社会とデザイン】
社会におけるさまざまな問題に目を向け、デザインの力によってそれらの問題への新たな解決を生み出す方法を考えていきます。
デザインとは、これまでになかった新たな価値を創造し、人々の生活を豊かで幸せにするための手段だといえます。
ポスターやリーフレットなどのグラフィックデザイン、ウェブデザイン、イベントやプロジェクトの企画立案、人と人をつなぐためのワークショップのデザインなど、さまざまな手法の中から各自の得意なことを見つけて、じっくりと伸ばしていきます。

研究課題・活動など

専門は、メディアコミュニケーションデザインの理論と実践です。 専門家と非専門家や、地域の内部の人と外部の人とが協働することによって生まれる創造性に興味を持っており、これまでにワークショップやデザインプロジェクトを手がけてきました。
デザインという言葉が使われるようになる前から、人間は身近にあるものを工夫して組み合わせたり変形させたりすることで道具をつくり、コミュニケーションを図ってきました。それらを参照しつつ、今われわれが暮らしている現在をそうした歴史のうえに位置づけることで、近代デザインの意味を問い直していきたいと考えています。

略歴

武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業後、凸版印刷株式会社勤務を経て、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。同大学院博士過程中退。東京芸術大学美術学部先端芸術表現科助教、札幌大谷大学芸術学部美術学科専任講師の後、2014年から本学准教授。