躍動

2013年09月25日

学外のコンペティションで高い評価を受け、あいちトリエンナーレの公式グッズとして採用されました。

vol.25

メディアプロデュース学部 メディアプロデュース学科 都市環境デザインコース 清水ゼミ

あいちトリエンナーレ実行委員会主催
「公式グッズ・デザインコンペティション」で高い評価を受け、公式グッズとして採用・商品化!

清水裕二ゼミの学生たちが考案した公式グッズ「AIMOKKU」

愛知県を象徴する建築物のシルエットをデザイン化した、木製カードスタンドです。材料は、名古屋市など県内の街に潤いをもたらす街路樹の剪定材。愛知の環境問題や街への興味喚起をめざしたグッズです。写真やポストカードを飾るなど、自由に使い、楽しむことができます。3個セットで2種類を展開。

「AIMOKKU」をオフィシャルショップで販売!

あいちトリエンナーレ2013の会期中、オフィシャルショップにて学生たち考案の「AIMOKKU」を販売しています。

●名古屋三越栄店7階(6月10日から10月21日まで)
●愛知芸術文化センター10階(8月10日から10月27日まで)

思い出を飾ることができる木製カードスタンド。
この小さな商品には、たくさんの人の思いが込められています。

 「私たちは街の空気をキレイにしてくれた街路樹を燃して、二酸化炭素を生み出している。それって、少し、おかしいよね」。そんな思いから、街路樹の廃材をベンチに再生させ、元あった場所に設置する活動を行っている長坂木材工業さん。この活動を知ったとき、私たちは「これだ!!」と確信しました。私たちが挑戦したのは、2013年に開催される国際芸術祭・あいちトリエンナーレの公式グッズのコンペティションです。長坂さんの活動は、グッズに愛知らしさを持たせるにはどうすればいいか、あいちトリエンナーレのテーマにそったグッズにするにはどうすればいいか、約2カ月間、試行錯誤してようやく辿り着いた大きなヒントとなりました。

 長坂さんの活動をベースに考え、愛知を象徴する建造物のシルエットを型どったカードスタンドを提案しました。材料は建造物の近くにあった街路樹の廃材を使用。フォトスタンドのシルエットを建造物にしたのは、私たちが今まで建築を学んできたから、廃材を使用したのは、街路樹の香りを感じてもらい思い出を忘れないでほしいと思ったから。小さなグッズにたくさんの工夫と私たちの思いを込めています。

コンペティションを通して社会で働くことの意義を学ぶとともに、
大きな自信を得ることができました。


 コンペティションに参加したのは4大学6チーム。そのうち私たちのアイディアも含め3つが商品化されることになりました。何度も練習を重ねたプレゼンテーションが実を結び、また、商品の持つストーリー性やお客さまへの問題提起になる商品の特徴も評価されました。夏休み期間中本気で打ち込んだ結果、ひとつの成果に結びつき達成感を感じましたが、本番はここから。自分たちのアイディアを具現化するための挑戦がスタートしました。
私たちのデザイン通りに廃材を加工してくださる企業を見つけるだけでもひと苦労。何社もサンプルを送り、ようやく協力会社が見つかるという、1つ1つが手さぐりな中で前進する日々でした。一番大変だったのは、コストの面。協力会社と何度も膝を付き合わせて相談を重ね、最終的に私たちのお願いを誠意で応えてくださいました。たくさんの方の協力があって、ようやく商品化できたのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。この経験から、自分たちの商品に掛ける思いをしっかりと伝え、一緒の方向を向いて取り組んでいくことが、アイディアを実現させる上で一番大切なことなのだと感じました。
また、企業の方々をはじめ、多方面の「プロの方」と接する中で、コストを1円単位で考えたり、デザインの良し悪しを1mmの差で判断したり、細かいところまで追究をやめないプロの姿勢を間近で見ることができました。社会で働くことの厳しさと意義、また、やりがいを知れたコンペティションでした。たくさんの人の思いが詰まった商品を世の中に送り出せたことに、誇りを感じます。この経験は、自分たちにとって大きな自信になっています。そして、このコンペティションを通して芽生えた「たくさんの人と協力しながら物事を成し遂げる時に必要な責任感」を、今後は一人ひとりが社会に出てからも持ち続けていきたいと思っています。

Topics
「あいちトリエンナーレ2013オフィシャルショップ」オープニングセレモニー

平成25年6月10日(月) 名古屋三越栄店7階 特設会場

あいちトリエンナーレ2013の開会2カ月前にオープンを迎えた、名古屋三越栄店7階特設会場のオフィシャルショップ。セレモニーでは、大村秀章・愛知県知事、五十嵐太郎・あいちトリエンナーレ2013芸術監督、あいちトリエンナーレ2013出展アーティスト・ヤノベケンジ氏などによるテープカットがおこなわれました。大村知事は挨拶の中で「あいちトリエンナーレ2010は、57万人以上もの来場者数を記録しました。今回も、それ以上の賑わいが生まれるよう願っています」と力強くコメント。このセレモニーを清水先生や学生たちも見学し、さらに、店頭に並ぶ「AIMOKKU」を目の当たりにして、あいちトリエンナーレ2013の成功を強く願っていました。