躍動

2014年02月24日

新事業の提案コンテストに挑み、ビジネスパーソンに必要な力を培いました。

vol.29

ビジネス学部 上原ゼミナール ビジネス学部 ビジネス学科3年(2013年度)

日刊工業新聞社主催「2013年キャンパスベンチャーグランプリ 中部ブロック大会」で栄えある賞を受賞!
特別賞受賞(日刊工業新聞社賞)『どこでもMY傘立て』

具体性を追い求めて新事業プランを構築した結果、確かな成果に結びつきました。


 私たちが所属する上原ゼミの研究テーマは「経営情報システムとリスクマネジメント」です。経営の効率化を実現させるにはどのように情報やシステムを活用すればいいのか、実践的な学びを通して追求しています。上原ゼミの特徴的な活動が、サブゼミです。サブゼミでは、擬似ハッキングをおこなったり、実在する中小企業を研究したり、自ら学ぶチャンスが豊富に用意されています。そのひとつが今回挑戦した「キャンパスベンチャーグランプリ」です。
全国的に開催されている新事業提案コンテストで、アイデアの独自性や実現可能性の高さなどで競い合います。私たちが考えたのは『どこでもMY傘立て』。以前から、商業施設などで雨の日に設置されるビニールの傘入れに対してエコではないなと感じていました。また固定型の傘立ては、盗難の心配があります。これらの自分たちの思いや経験から発案しました。心がけたのは「夢を語るのではなく、現実味のある提案をしよう」ということ。そのために提案の具体化に力を注ぎました。
たとえば、自分たちの提案する商品の市場性を示すために約250名に対しアンケートを実施。ビニールの傘入れに対し抱いているエコではないという思いや傘の盗難に対する不安を数的データとして目に見える形で示すことに成功しました。また、実際に試作品もつくりました。他大学の過去の提案を見てみると、最先端の技術を盛り込んだ発電方法の提案や新しいアプリの提案など、インパクトの大きいアイデアばかり。そんな強豪揃いの提案の中で自分たちが勝負するには、本物をつくるしかない!と思ったのです。試作品をつくるために100本の傘の石づきの長さを調べ、どんなサイズの傘にも対応できる傘立てを提案することにつながりました。


 私たちがビジネスプランをまとめていく上で大きな支えとなったのは、上原先生のお知り合いである、キャリオ技研株式会社の方です。「具体的な提案をめざそう」という指針は、キャリオ技研の方からも助言していただき、そこから私たちの提案の基軸が見えてきました。いただくアドバイスはどれも新鮮で「社会人の視点」を学ぶことができたと思います。
たとえば、プレゼンテーション時の資料の指し示し方ひとつとってもこだわりがあることを知り、驚きを感じるとともに社会で働くことの厳しさと責任感に触れられたように思います。たくさんのアドバイスを受け、発表本番は自信を持って臨むことができました。審査員の方々に具体的な提案で実際にビジネスとして成り立つイメージができたと評価していただき、「特別賞」という栄えある賞をいただくことができました。
今回の経験を通して、相手を説得するためにはどうすればいいのか、チームのみんなで真剣に悩み、考えました。見えてきたのは相手の立場に立ち考えるということ。この力を磨くことは上原先生が日頃からおっしゃっている「EQ/心の知能指数」の向上につながっていると実感しています。心の知能指数とは、相手のことを思いやる力や周りのことを考えて行動する力のこと。他人任せにするのではなく、一人ひとりが力を発揮することで心の知能指数が高い状態を保つことができます。その思いを胸に、実践的な学びができる上原ゼミでたくさんの経験を重ね、社会で活躍できるビジネスパーソンをめざします。