追究

2023年09月13日

名古屋市中消防署感謝状贈呈式

2023年8月10日(木)名古屋市中消防署

駅で心肺停止となった男性へ迅速かつ正確な救急活動をおこないました。

 2023年8月10日(木)、駅で倒れた男性に救急活動を行ったことに対し、本学の学生2人へ名古屋市中消防署署長から感謝状が贈呈されました。
 伊藤詩実さんと杉本萌恵さんは、健康医療科学部 スポーツ・健康医科学科 救命救急学専攻の1年生。2人は6月19日(月)、実習の帰りにJR金山駅におり、改札口で駅員にかかえられている具合の悪そうな男性を発見。駆け寄ったところ心肺停止状態であることを確認。すぐに気道確保や胸骨圧迫(心肺蘇生処置)を行い、救急隊が到着するまで救急活動を継続しました。その後、男性は後遺症などもなく、現在は日常生活を送ることができています。

 中消防署署長は「人命救助はとても勇気のいる行動ですが、日頃、学校で学んでいる救急処置の知識が役に立ったのだと思います。これからもさらに勉強を重ね、一人でも多くの命を救える救急救命士になってほしい」とエールを送りました。感謝状の贈呈式には一命をとりとめた男性も出席。「2人は命の恩人。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べられていました。

 贈呈式の後は座談会が行われ、その後、消防署からのご厚意で救急車の中を見学させていただきました。2人は署員の皆さんから救急車の中に装備されるさまざまな機材の説明を受け、興味津々の表情。救急救命士になるという2人の夢への想いをより強くしたことでしょう。

●学生コメント

健康医療科学部 スポーツ・健康医科学科
救命救急専攻 1年
杉本萌恵さん(左)、伊藤詩実さん(右)

 その日は金山駅でご飯を食べようと思っていたところ、駅員さんに抱えられた男性を見つけました。男性の様子から『これは危険な状態では?』と判断し、急いで駅員さんの元に駆け付けました。最初は不安でいっぱいでしたが、自然と学校で習ったことが頭に浮かんできて、胸骨圧迫やAEDを用いた心肺蘇生法を行う事ができました。何とか助かってほしい。その一心で救急活動をしました。きょうお会いできたことが本当に嬉しくて、助かってよかったと心から実感しています。これからは1人でも多くの人を助けられる救急救命士になって活躍したいです。

感謝状贈呈式の様子が中日新聞で紹介されました>