追究

2023年12月22日

第15回中国文化に触れるイベント

2023年10月16日(月) 星が丘キャンパス1号館1階 多目的ホール

墨や顔彩を使用して、
中国画の描く体験イベントをおこないました。

 本学では全学中国教育運営委員会が主体となって、学生たちに中国の文化に触れてもらうことで、中国をより深く理解できるイベントを定期的に開催しています。これまで中国の歴史や料理、歌などをテーマに中国文化の理解深耕に務めてきました。第15回を重ねる今回は「美しい中国画に出会う」と題し、中国画でよくモチーフとされる月と蓮の花を描きました。

 講師としてお招きしたのは、中国の内モンゴル出身の其木格(チムケ)先生。先生は2015年に内モンゴルの民族大学美術学学部中国画科を卒業した後、2016年から愛知県立芸術大学で日本画を1年間学びました。中国画、日本画ともに数々の作品を生み出しています。

 イベントの冒頭、其木格先生から中国画は筆、墨、顔彩を使用して描く伝統的な絵画手法であること、題材としては人物、山水、花鳥が多いことなど、中国画についての基礎知識を教えていただきました。その後、先生が最初にお手本を描くのを見て、学生たちは目の前に置かれた半紙に絵を描いていきます。皆、毛筆で字を書いた経験はあるものの、絵を描くのは初めて。戸惑いながらも先生のお手本を忠実に再現しようと一生懸命です。蓮の葉、花茎、花弁、雄しべ、月などを順番に描いていき、最後に空いているスペースに自分の名前とテーマである「月蓮」を書いてイベントは終了となりました。

 最後に馮(フォン)先生から「今回のイベントは高(こう)先生が事前に準備していただいたおかげで、滞りなく終えることができました。とても感謝しています。学生の皆さんも初体験ながら上手に描いていて驚きました。とても良い体験ができたと思います。絵は記念に持ち帰ってください」と締めの挨拶をいただきました。今後も全学中国語教育運営委員会では、さまざまな中国文化に触れるイベントを開催していく予定です。