追究

2024年03月18日

令和6年名古屋市消防表彰式

2024年1月12日(金) 名古屋市公館

救急救命学専攻1年生2名が、救命活動に貢献。
名古屋市の災害現場功労者として市長表彰を受けました。

 1月12日(金)、名古屋市公館にておこなわれた令和6年名古屋市消防表彰式に、健康医療科学部 スポーツ・健康医科学科 救急救命学専攻1年の伊藤詩実さんと杉本萌恵さんが出席しました。この表彰式は、名古屋市消防局が70年以上前から開催している伝統ある式典であり、消防や救命などに貢献した市民・団体の功績を称える場となっています。
 2023年6月、実習帰りの駅で急病人発生の現場に居合わせた伊藤さんと杉本さんは、救急隊が到着するまでの間、大学で学んだ一次救命処置を実施しました。その迅速かつ的確な処置により、心肺停止状態だった方は一命をとりとめ、現在は後遺症もなく日常生活を送ることができているそうです。
 「助かってほしい」という一心で、救命活動に大きく貢献したふたり。その勇気ある行動が称えられて、8月には名古屋市の中消防署から感謝状を受け取り、さらに今回の名古屋市消防表彰式では災害現場功労者として市長表彰を受けました。
 式典では、災害現場功労者の代表として伊藤さんと杉本さんが登壇。名古屋市の河村たかし市長から感謝状が手渡されるとともに、「ありがとうございます。ご苦労様でした」と労いの言葉がかけられました。その様子を救急救命学専攻の小野木堂人先生が付き添い人として見守り、学生たちの勇敢な行動にあらためて熱い拍手を送りました。

 救急救命士をめざす伊藤さんと杉本さんにとって、今回の出来事は志をより強くする経験になりました。伊藤さんは「災害などが起きたとき、自分も助けに行けるように、今後も救急救命士をめざして学びたい」、杉本さんは「将来、救急救命士になって働くときも、こうした表彰がいただけるように頑張っていきたい」と抱負を述べ、力強く未来を見据えています。
 このふたりのように、信念をもった学生たちが学び合い、高め合っている救急救命学専攻。救急救命をはじめとする医療現場に即した授業・実習が充実し、尊い命と向き合う医療人としての専門性や心を培っています。