追究

2024年03月15日

創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻 建築環境学実験

2024年1月19日(金)長久手キャンパス はっぴー広場

段ボールで冬でも快適な小屋を制作。
光や温熱、空気環境を考察する機会になりました。

 創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻の淺田先生は建築環境学を専門としています。光環境や温熱環境、空気環境等を調整し、人間にとって快適で、さらに自然にも優しい空間づくりへつなげる、建築と機能の適切なデザインを研究しています。
 「建築環境学実験」の授業では、段ボールで「居心地のいい小屋」を制作します。15分小屋の中に入り、くつろいで読書ができるかどうかが評価ポイントです。いかに寒さを和らげつつ、明るさを取り入れられるかという点もこの季節ならではの課題でした。2024年1月19日(金)3・4限で「実施編」として組み立て作業に取り組みました。

 3限目では、小屋のパーツを制作します。事前に制作した設計図や模型を確認しながら、段ボールを裁断し、学生たちは役割分担しながらパーツを作成しました。その後、パーツを組み合わせて実際に組み立てられるかチェックしていきます。

 4限目では、小屋の組み立てをおこないました。はっぴー広場に集まり、準備したパーツを組み立てていきます。陽の射す向きや風向きを考慮しながら、設置する場所を考えます。学生が手がけた段ボール小屋は、壁に格子状の穴が空いたものや屋根に窓を付けたもの、すだれを付けたものと個性豊かです。組み立てたあとは、実際に小屋の中に学生が入り15分間読書をします。読書ができる明るさかがあるか、快適な室温かどうかを確認します。太陽の向きに合わせて設置場所を変えたり、建物と採光の関係について考察を深めます。

 建築環境学実験では、設計・組み立てと一通り実践し、快適な光・温熱・空気環境について考察を深める事ができました。本学では、これからも学生たちに学びと実践の機会を設け、彼らの成長をサポートしていきます。