追究

2024年03月15日

留学生別科 音読劇

2024年1月24日(水)星が丘キャンパス 星が丘講堂

日本人学生と留学生による日本語の音読劇を実施。
学年も国籍も異なる学生たちが一体となって、登場人物の感情を表現しました。

 本学には、留学生が日本の文化に触れながら、日本語を学べる留学生別科が開設されています。レベルに応じた日本語を学ぶ「日本語科目」と実践や体験を重視した「日本文化科目」があり、なかには日本人学生とともに学習できる機会も用意されています。
 今回は交流文化学部の「Readers Theatre」という授業で行われている方法を活用して、留学生別科の日本語Ⅴクラスの「演習」(担当山本裕子先生)の授業で音読劇を実施。留学生や本学の学生だけでなく卒業生や他大学の学生も参加し、迫真の音読劇を披露してくれました。

 題目は「シュモーハウス 一人一人ができること」。戦時中の広島・長崎に原爆投下によって、住まいを失った人のために家を建てる活動をしてきたフロイド・シュモーについての音読劇になっています。2グループに分かれた学生たちは、語り手やシュモー役などに分担し、まずはリハーサルを開始。留学生はまだ慣れない日本語の発音やアクセントなどに苦戦している様子でしたが、先生や日本人学生がアドバイスを送ってサポートしていました。そして、全員の声量や話すテンポ、動きなど細かい部分まで調整し、本番に備えました。

 各グループで十分に練習を重ねたら、いよいよ本番がスタート。学生たちはステージの上に立ち、胸を張って堂々と台本を読み始めました。シーンに合わせて身振り手振りや声のトーンを変え、感情表現を大きくすることで、一体感や迫力を演出。また、セリフごとの間にも意識を向けて、話の展開に緩急が付くようにしていました。

 2グループの音読劇を聞いた「Readers Theater」を担当する浅野先生は「限られた練習時間にもかかわらず、どちらもすばらしい音読劇でした!全く同じ台本でもグループによって演出や解釈が異なっており、その違いもおもしろかったです」と、学生たちの表現と取り組む姿勢を絶賛しました。