文学部 英文学科と教育学科の学生約45名が所属する「ASU element project」は、子どもたちに英語を学ぶ楽しさを伝えるために、さまざまなイベントを企画・運営しているCCCの学生団体のひとつです。12月13日（日）には、英語を使ったゲームを通して子どもたちに異文化コミュニケーションのおもしろさを知ってもらうイベント「えいごで遊び隊」を長久手キャンパスの体育館で実施しました。
　今年度3回目となる「えいごで遊び隊」は、本学の英文学科や教育学科で小学校英語教育の授業を担当している中山貴子先生の指導のもと、10月から準備を進めてきました。「短くはっきり、動作をつけながら、子どもに寄り添い指導すること」を意識しながら、学生たちは小学校の高学年を対象にゲームを企画。クリスマスのオーナメントを買う"お店やさんごっこ"をゲームに組み込むなど、実践的な英会話に触れられるよう、工夫しました。当日、サンタの帽子をかぶった学生と子どもたちは、歌をうたったり、クリスマスツリーを飾りつけたり、思う存分英語にふれ、会場には参加者の楽しそうな笑い声であふれました。
　「参加した子どもたちが高学年ということで、想像以上に英語で話しかけてくれました。私たちも正しい英語で子どもたちにこたえなくてはと、身が引き締まりました」「人前に立ち、英語で呼びかけるという経験は初めてのこと。とても緊張しましたが、教員をめざす上でとても貴重な経験後なりました」と学生たちが語るように、参加した一人ひとりにとって、今回のイベントは小学校英語の奥深さや子どもたちへの具体的な指導法に触れる貴重な機会となりました。イベントを通じ磨いた指導力、表現力、対話力は、教育現場ではもちろん、社会のあらゆる場面で役立つ強みとなるはずです。