追究

2016年03月07日

英文学科 就職支援講座「エントリーシート」添削講座

英文学科 就職支援講座「エントリーシート」添削講座

平成28年1月30日(土)ミニシアター、831・837教室

自信をもって就職活動に挑むために、
エントリーシート作成のコツを実践的に学びました。

 英文学科では、ふだんから学生たちと密に接し、その動向や就職意向を把握している学科ならではの支援がしたいと、昨年より独自の就職支援講座を開催しています。本年は1月30日(土)に、株式会社学研アソシエの尾川直子先生を講師にお招きして「エントリーシート添削講座」を開催。講座は2部形式で、実際にエントリーシートを作成・提出するところまでおこなわれました。当日は100名を超える学生が参加し、就職活動への意気込みが伝わってきました。

 第1部はミニシアターにて実施。尾川先生の指導のもと、ワークシートを使ってエントリーシートを書く準備をおこないました。最初のテーマは「学生時代に最も力を入れたこととその成果」について。最近は、学生時代の“ガク”と力の“チカ”を組み合わせた「ガクチカ」という略語が学生の間で使われるほど、エントリーシートや面接などで頻出するテーマとなっています。
 まず、尾川先生からアドバイスがあったのは段落分けの重要性。段落分けの有無で、企業はその人物が論理的に物事を考えられるか否かを見る、と教えていただきました。また、「略語はダメ、必ず正式名称で」「行動特性を伝えることで、企業に期待を持たせよう」「ありきたりの言葉ではなく、自分の価値観が反映されたものに」と、段落ごとに時間をとって細かい部分まで指導くださり、学生たちはワークシートに向かって真剣にペンを走らせていきました。
 次のテーマは「志望動機をつくろう」。志望動機はエントリーシートや面接で必ず問われるため、しっかり準備することが重要です。ここでも「自分のPRポイントは性格的な強みを」「PRポイントと学生時代に力を入れたことで、例に出すエピソードは必ず変える」など、具体的にアドバイスをいただきました。講座の最後には尾川先生より「昨年はこの講座からキャビンアテンダントを輩出しました。皆さんも、ぜひいい成果を出してください」と熱いエールが送られました。

 第2部は場所をPC教室に移して、先ほど書いたワークシートをもとに、エントリーシート作成にチャレンジ。学生たちは尾川先生のレクチャーを念頭に、悩みながらも1時間ほどで自己PRと志望動機を書き上げることができました。提出したエントリーシートは学研アソシエの講師陣が添削し、学生に返却される予定となっています。
 参加した学生からは、「エントリーシートの添削は初めて。出遅れ気味なので、今回の添削を機に巻き返しをはかりたいです」「エピソードは複数用意した方がいいというお話や面接の情報なども教えていただき、準備すべきことが明確になりました」「志望動機を書くのが難しいと感じていましたが、これで練習ができました。今後は視野を広げて企業研究を進めたいと思います」など、意欲あふれるさまざまな声が聞かれました。
 いよいよ就職活動が本格化するにあたり、学生一人ひとりが自分の将来に向けて一歩を踏み出す、良いキックオフとなりました。