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2017年07月21日

愛知淑徳大学 第2回 韓国語作文コンテスト

愛知淑徳大学 第2回 韓国語作文コンテスト

平成29年6月10日(土) 星が丘キャンパス 53A教室

語学力を磨く学生たちが、日頃の勉強の成果を発揮。
韓国の文化も学びながら「違いを共に生きる」ための力を養いました。

 「違いを共に生きる」という理念を掲げ、多文化共生社会に貢献する教育・研究や人材育成に取り組む愛知淑徳大学。世界の人々と対話する力を磨く「言語活用科目」を全学共通教育として用意し、英語や中国語などの外国語教育を充実させています。10年以上前から開講する韓国・朝鮮語の授業も、毎年多くの学生が履修し、隣国の言語や文化を積極的に学んでいます。その学修成果をカタチにし、学生のさらなる成長につなげる場として、6月10日(土)に「愛知淑徳大学 第2回 韓国語作文コンテスト」が開催されました。12名の学生がエントリーし、当日、80分間で1,600字程度の作文を韓国・朝鮮語で書き上げました。あらかじめ出題されていたテーマは「韓国語との出会い」と「外国人に紹介したい日本の文化」。学生はどちらかを選び、事前に文章の構成や表現方法を検討し、授業で学んだ単語や文法などを再確認して本番に臨みました。

 作文時間の後に開会式がおこなわれ、全学共通教育 韓国・朝鮮語教育委員会 委員長である交流文化学部教授 チョ・スルソップ先生が挨拶し「韓国・朝鮮語に興味を持ち、このコンテストに参加した皆さんの向学心に感謝します。隣同士である日本と韓国が良好な関係を築くためにはお互いの『理解』が必要であり、『理解』には『言語』が欠かせません。その学びに励む皆さんを、私たち教員も思いを熱くしてサポートしていきます」と力強く語りました。

愛知淑徳大学 第2回 韓国語作文コンテスト

愛知淑徳大学 第2回 韓国語作文コンテスト

 その後、学内外の韓国関係者6名の方々が審査委員として学生一人ひとりの作文を審査しました。結果が出るまでの間、学生たちは韓国の文化を体感する特別授業を受けました。メインとなったのは、韓国伝統の紙を使った「韓紙工芸」の体験講座。学生たちは多彩な韓紙を思い思いに貼り合わせてマグネットやポストカードをつくり、韓国の色彩豊かな伝統文化を学びました。また、韓国で古くから楽しまれている「ユッノリ」というボードゲームも実施。学生だけではなくネイティブ・スピーカーの教員たちも参加して、交流を深める賑やかなひとときを過ごしました。

愛知淑徳大学 第2回 韓国語作文コンテスト

愛知淑徳大学 第2回 韓国語作文コンテスト

 表彰式では、審査委員の先生が「非常にレベルが高く、皆さんの韓国語への熱意を感じました。これからも広い視野で学び、世界で活躍してください」と激励し、結果を発表しました。最優秀賞は交流文化学部交流文化学科2年の丸山容佳さん、優秀賞は健康医療科学部スポーツ・健康医科学科3年の江籠葵さんと交流文化学部4年の中嶋萌乃さん。それぞれ栄えある賞を受け取り、笑顔を輝かせていました。今回の韓国語作文コンテストへの挑戦をきっかけに、学生たちは語学力にさらに磨きをかけ、グローバル社会に「違いを共に生きる」心を広げていくことでしょう。

《最優秀賞》交流文化学部 交流文化学科2年 丸山容佳さん(写真中央)

愛知淑徳大学 第2回 韓国語作文コンテスト

 初めての参加にも関わらず、最優秀賞をいただくことができ、驚きとともに大きな喜びを感じています。コンテストに向けて、言語活用科目で培った韓国・朝鮮語の力をさらに伸ばすため、ネイティブ・スピーカーの先生方に作文の添削を何度もしていただきました。親身になって支えてくださる先生方のおかげで、力を出しきることができたと感謝しています。今後も、韓国の文化を楽しみながら学びを深め、自分を成長させていきたいと思います。