教員企画イベント(講演会)「『模型のメディア論』書評会」2018年1月27日(土)14〜17時

2017年8月に出版された『模型のメディア論 —時空間を媒介する「モノ」』(青弓社)の書評を行なう講演会を、2018年1月27日(土)に愛知淑徳大学で開催いたします。

●日時:2018年1月27日(土)14時〜17時
●場所:愛知淑徳大学 星が丘キャンパス 4号館42D教室
(地下鉄東山線 星ヶ丘駅3番出口から徒歩約3分)
https://www.aasa.ac.jp/guidance/campus_guide/map.html
https://www.aasa.ac.jp/guidance/campus_guide/hoshigaoka.html

●登壇者:松井広志(愛知淑徳大学)
伊藤昌亮(成蹊大学)
村田麻里子(関西大学)
●司会:宮田雅子(愛知淑徳大学)

著者の松井広志さんは、現在の日本のポピュラー文化のあり方を過去に遡って探求する歴史研究や、それを広い社会的文脈に位置づけるための理論研究がご専門です。最近はとくに、デジタル化時代にあえてモノに注目する人々の文化のありように着目し、模型やビデオゲームを対象とした先駆的なメディア論を展開されています。本書『模型のメディア論』では、模型をモノとメディアの二重性から捉え、単なる模型の歴史にとどまらない「メディアとしての模型の思想」について論じました。

評者として、伊藤昌亮さん(成蹊大学)と村田麻里子さん(関西大学)にお越しいただきます。伊藤さんは、『デモのメディア論―社会運動社会のゆくえ(筑摩書房、2012年)』『フラッシュモブズ
―儀礼と運動の交わるところ(エヌティティ出版、2011年)』など、ネット文化と社会運動についての著作を多く発表されています。

村田さんは、『思想としてのミュージアム―ものと空間のメディア論(人文書院、2014年)』『ポピュラー文化ミュージアム―文化の収集・共有・消費(ミネルヴァ書房、2013年)』など、ミュージアムという場をメディア論の視点から研究されています。

それぞれの立場から、「モノ—人」「情報—物質」「時間—空間」などを軸として本書の意義を検討し、新しいメディア論の行方を探る機会にしたいと思います。また、会場のみなさまとも活発な議論をできればと考えておりますので、ぜひご参加ください。

※事前のお申し込みは不要です。
※終了後、会場近くのお店で懇親会を予定しています。懇親会に参加を希望される方は、事前に下記の「問い合わせ」アドレスにメールでお知らせください。
※会場に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。

●お問い合わせ:mokei.media@gmail.com担当:宮田)

【タイムテーブル】
14:00-14:15 会場についての案内、趣旨説明(宮田)
14:15-14:35 『模型のメディア論』概要説明(松井)
14:35-15:05 書評コメント1(伊藤)
15:05-15:35 書評コメント2(村田)
15:35-15:50 休憩
15:50-16:10 著者からの応答(松井)
16:10-16:30 ディスカッション(松井・伊藤・村田・宮田)
16:30-17:00 参加者を交えてのディスカッション