交流

2026年04月24日

2026年度CCCチャレンジファンド公開コンペ

2026年3月12日(木) 星が丘キャンパス5号館1階アクティブ・ラーニングスタジオ

学生団体が大学後援会からの支援獲得を目指し、活動方針と将来展望を発表。
地域の課題や今後の活動内容を先生方に伝えました。

 本学コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)では、学生の主体性を尊重し、ボランティア団体への紹介や社会貢献活動の支援などを積極的におこなっています。その一環として大学後援会のご支援により設けられている制度が「チャレンジファンド」です。本制度は、コンペによって採択された団体に対し、1年間の社会貢献活動に必要な諸経費を助成するものです。
 2026年3月12日(木)に開催された「2026年度CCCチャレンジファンド公開コンペ」には12団体がエントリーしました。当日は、本学後援会会長の上田様にご来場いただき、開会にあたりご挨拶をいただくとともに、学生たちの発表を温かく見守っていただきました。審査には先生方が参加し、各団体が地域の課題や次年度の具体的な活動計画、将来の展望などについて発表しました。
 以下では、各団体のプレゼンテーションをダイジェストで紹介します。

エネAS/藤前干潟フィールドワークラーニング・プロジェクト~行政と地域から学ぶ、大学生のための環境体験

 「エネAS(エネエーエス)」は、子どもをはじめとする多くの人に環境問題について楽しく学んでもらうことを目標に、年に数回、東邦ガス ガスエネルギー館で子ども向けの学習イベントを実施しています。渡り鳥の飛来地としてラムサール条約に登録されている藤前干潟の環境保全に取り組むため、大学生を対象とした事前学習・フィールドツアー・振り返りの3つのプログラムを展開することを提案しました。プロジェクトを通して、藤前干潟を「環境問題を知るだけの場所」から「行動が生まれる場所」へと変えていきたいと、意気込みを語りました。

しゅくぐる/子どもたちの日常を彩ろうプロジェクト

 「しゅくぐる」は、NPO法人じゃんぐるじむと連携し、発達障がいのある子どもたちと交流しながら、楽しく遊ぶことを通して子どもたちの発達がより豊かなものになるよう支援しています。発達障がいのある子どもたちは、障がいの特性により他者との関係を築くことが難しい場合があるため、多様な人と関わる機会を創出し、子どもたちの成功体験を積み重ねることで、主体的な行動力や意欲を引き出すことを目標にしたいと語りました。また、訪問先の職員を対象にアンケートを実施し、次の開催に向けてイベントの成果や課題を明確にしたいと述べました。

防災プロジェクトチームD.P.A.S/体験を通じた地域防災力向上プロジェクト

 「防災プロジェクトチームD.P.A.S」は、学生の防災意識向上を目的に段ボールベッド体験やAED講習会の開催などに取り組んでいます。今回は、活動を学生のみにとどめるのではなく、地域にも波及させたいと述べました。大規模災害の発生が予測される中、実際に災害が起きた際に冷静に行動できる実践力に課題があると指摘しました。その解決に向けて、災害を自分事として捉える機会づくりとして、気軽に参加できる体験型プロジェクトを提案しました。地域の方々とともに体験することで、地域コミュニケーションの活性化と地域防災力の向上を目指したいとまとめました。

コミュカフェ/コミュカフェという「タネ」から繋がりという「花」を咲かせようプロジェクト

 「コミュカフェ」は、地域住民同士のつながりや施設入居者と学生の交流を促進することを目的に活動しています。千種区社会福祉協議会と連携し、特別養護老人ホーム藤美苑では地域住民を対象とした交流をおこない、地域のつながり拠点となる覚王山ブランチでは、外出がままならない方や孤立状態にある方の外出のきっかけとなる交流イベントを企画・開催しています。また、地域密着型特定施設入居者生活介護のケアハウスシーダーヒルズと連携し、工作活動にも取り組んでいます。今年度は、千種区内で同様の活動をおこなっているサロンを見学し、サロン運営について学びたいという意欲も示しました。10年以上続いている活動を今後も長く継続していきたいとまとめました。

Fsus4/音楽というコミュニケーションで1つになろう

 「Fsus4(サスフォー)」は、地域のデイサービスセンターや障がい者支援施設で訪問演奏をおこなっています。高齢者の社会的孤立や生きがいの喪失を課題として挙げ、音楽を共有することで、高齢者の感情の安定につながると述べました。2026年度は定期的に施設を訪問して信頼関係を構築するとともに、利用者を対象にアンケートを実施し、改善点やリクエストを活動に反映していきたいと述べました。さらに利用者の方から「来月も楽しみにしている」と言ってもらえるような活動を目指したいと意欲を示しました。

チームわんわん/ワン・コネクト

 「チームわんわん」は手足に障がいのある方の日常生活をサポートする補助犬の認知活動に取り組んでいます。2025年度は長久手市内の小学校への訪問授業や、日本介助犬協会によるデモンストレーション、リーフレットを活用した説明などを実施しました。2026年度は、今年度に着手できなかった「思いをつなぐカード」にも取り組み、カードを媒介として介助犬の魅力を伝えることで、認知度のさらなる向上につなげていきたいとまとめました。

エコのつぼみ/里山でつなぐ次世代と地域

 「エコのつぼみ」は、愛知県美浜町および名古屋市名東区を拠点に、竹林整備活動に取り組んでいます。放置竹林による土砂災害のリスクを課題として挙げ、若い世代が竹林整備を通して環境の重要性を学ぶ機会を創出したいと述べました。そのため、竹林整備やワークショップ、トワイライトスクールの開催を予定しています。2026年度は活動回数を増やし、継続的な取り組みとすることで、より多くの人に放置竹林に関する課題を知ってもらいたいとまとめました。

そとそと/山からの贈り物をもう一度見つめ直す

 「そとそと」は、愛知県豊田市を拠点に、まちおこしに取り組んでいます。現地を訪れ、地域の魅力を伝えるパンフレットの作成やマルシェへの出店、SNSを通じた情報発信などの活動をおこなってきました。豊田市では、捕獲された野生鳥獣の約9割が活用されず廃棄されていることを課題として挙げ、「知る・食べる・触れる」という体験を通して持続可能な循環の輪を広げていきたいと話しました。そのため、ジビエを使ったオリジナルメニューの提供や解体現場の見学などのフィールドワークを実施、さらに猟師の思いをSNSで発信していくことに取り組みたいとまとめました。

らぶ♡やお/子どもの居場所づくり

 「らぶ♡やお」は子どもの貧困問題に注目し、子どもたちの居場所づくりに取り組んでいます。NPO法人楽歩と連携し、県営住宅に住む子どもたちへのお弁当配りのサポートや、子ども食堂の開催をおこなってきました。今年度の活動を通して子どもたちとの関係づくりが進んできたことから、次年度は新たな出会いの場として長久手市福祉の家で子ども食堂を開催したいと話しました。地域の子どもや住民も参加できる場をつくることで、新たな居場所づくりにつなげていきたいとまとめました。

ユニこまPlus+/作る・動く・繋がる社会へ

 「ユニこまPlus+」は障がい者の支援を目的とした団体で、「被服のリメイク活動」や、障がいの有無に関わらず楽しめるスポーツ「ボッチャの普及活動」などをおこなっています。2026年度はボッチャの開催回数を増やし、多世代が交流できる場とすることで、人とのつながりを通して「共に生きる社会」を体感できる機会にしたいと話しました。また、施設利用者を対象としたリメイク活動では、「作る」「動く」といった体験を共有しながら、つながりを感じられる社会づくりを目指していきたいと意気込みを語りました。

きらきら☆したら/したらを体験してみたら

 「きらきら☆したら」は、少子高齢化や伝統行事の担い手不足といった課題を抱える愛知県設楽町の人々と交流し、学生が現地で感じた魅力をイベントやSNSを通して発信しています。2026年度は、設楽町における地方交付税交付金の割合に着目し、観光客や町外の「関係人口」に焦点を当て、イベントや大学祭を通して町への関心を高める機会をつくるとともに、10月には設楽町の方と交流できる場を設けたいと述べました。実際に交流することで、「この町の人々のために力になりたい」という思いがより強まったとまとめました。

アミーゴ/子ども応援団

 「アミーゴ」は、外国にルーツを持つ日本在住の子どもたちを支援しています。宿題のサポートや読み聞かせ活動、大学見学ツアーの開催などに取り組んできました。継続的な活動を通して信頼関係が築かれ、子どもたちから日本語の意味や発音について質問する場面も見られるようになったと話しました。次年度はさらに、正しい発音で分かりやすく話せることを目標に、読み聞かせ活動を一層充実させていきたいと意気込みを語りました。