追究
2026年07月01日
人間情報学部 キャリアデザイン科目①

2026年5月30日(土) 長久手キャンパス7号棟B2教室
就職活動の現状とキャリア形成のヒントについて講演。
AI時代に求められる考え方と心構えを学ぶ機会となりました。
本学では、学生が仕事を含めた広い意味で人生を切り拓く力を養えるよう、学部ごとにキャリアデザイン科目を設けています。社会のさまざまな分野で活躍する専門家や卒業生をお招きし、就職活動や働き方、将来ビジョンの描き方などについて学ぶ機会を提供しています。


2026年5月30日(土)、人間情報学部の学生を対象にしたキャリアデザインの授業では、本学の非常勤講師でもある樋口貴子先生より就活・キャリア形成について、株式会社リックテレコムの関根禎嘉様より就職活動の心構えやキャリアの考え方について、それぞれお話しいただきました。




樋口先生によるお話は、大学生を取り巻く就活事情からスタートしました。今年度の卒業生は、昨年度の卒業生に比べて面接開始時期や内々定・内定の時期が早まる傾向にあり、本講義の対象学生である3年生は、さらに早期化が進むことが予想されるとのこと。そのため、キャリア形成について考え始める時期も早めるよう呼びかけました。また、インターンシップに参加した企業から早期選考の案内を受けるケースも増えていることから、早い段階での情報収集の重要性を強調しました。
続いて、キャリア形成の必要性について説明。将来どのような社会的役割を果たしていきたいか考えるためにも業界研究・企業研究・職種研究が欠かせないと話しました。
また、AIの活用にも触れ、「就職活動は表現活動です」と言及。就活生だけでなく、企業も採用活動にAIを取り入れていると紹介しました。こうした状況をふまえ、自分なりの軸を持って就職活動に臨むことが重要であり、その軸を形成するためにも、夏はインターンシップを通じて情報を集め、秋からは本格的に就職活動へ取り組むことが大切だと話されました。就職活動を進める中で、自分がどのようなビジネスを通じて社会に貢献したいのかを比較・検討しながら、後悔のないよう取り組んでほしいと学生たちを激励し、講義を締めくくりました。


関根様は「AI時代のキャリアデザイン」をテーマに講演。新卒で出版社に就職し、約10年間勤務した後、システム会社で営業や広報を経験。現在は3社目となる企業で編集記者として活躍されています。
就職活動では、自身のやりたいことや興味を軸に企業選びを進めたものの、出版社に入社後は多岐にわたる業務内容に直面し、理想と現実のギャップを感じたと振り返ります。その要因として、働くことへのイメージが曖昧だったことを挙げ、就職活動のスタートが遅かったことや情報収集不足、企業を絞り込みすぎたこと、企業には多様な職種が存在することを十分に理解していなかったことなどを反省点として語られました。
一方で、さまざまな仕事を経験したからこそ、自身の適性を知ることができたとも話します。キャリアプランは変化していくのが自然なことであり、5年後、10年後にどのような姿でありたいのか、そのために今何をすべきかをイメージすることが重要だと強調しました。
また、AIは人間の仕事を減らすといわれている一方で、実際には新たな仕事を生み出す側面もあると指摘。そのうえで、自分には何ができるのかを考え、与えられた仕事の幅を広げながら道を探り、自分の強みを築くことが大切だと語りました。最後に、自分にできることを見つけるためにも、早い段階から就職活動の準備を進めてほしいと学生たちへエールを送りました。




講義終了後には質疑応答の時間が設けられ、学生から多くの質問が寄せられました。編集業務におけるAIの活用方法をはじめ、仕事のやりがいや苦労、転職の理由など、質問内容は多岐にわたります。「面接で何が大事か」という問いに対して、関根様は「正直になること」と回答。仕事では嘘をつかないことが大切であり、「この人と一緒に仕事をしたい」と思ってもらえる誠実さが重要だと、自身の面接官としての経験を交えながら語りました。
また、「自分自身の適性を見つけるためにはどうすればよいか」という質問には、「就職活動をそのきっかけにしてほしい」とエール。日常生活の中でおもしろいと感じたものがあれば、「どのようなサービスなのか」「どのような企業が手掛けているのか」を深掘りしてみてほしいと呼びかけました。
さらに、会社は自分のできることや強みを活かすための手段の一つであると説明。そのような視点を持ちながら就職活動に取り組んでほしいと学生たちを激励し、講演をまとめられました。












