
2026年9月17日(木) 長野県松本市 社会医療法人財団慈泉会 相澤病院
(中央:栄養科長 矢野目英樹先生)
相澤病院への訪問を通じて実際の医療現場に触れ、臨床における管理栄養士の実践や多職種との関わりについて学びを深めました。
2026年9月17日(木)、食健康科学部健康栄養学科の榎ゼミ3年生9名が、榎裕美教授の引率のもと、長野県松本市にある社会医療法人財団慈泉会相澤病院を訪問しました。相澤病院は456床を有し、非正規職員を含め33名の管理栄養士が勤務しています。栄養科長の矢野目英樹先生と栄養科主任の重盛一葉先生にご指導いただき、11時30分から16時まで、病院見学や講義、症例検討会への参加を通じて、臨床現場における管理栄養士の役割を学びました。

講義では、HCU・ECU・SCUにおける栄養ケア・マネジメント、在宅訪問栄養食事指導、緩和ケア支援チームや糖尿病療養支援チームにおける多職種連携について、実際の取り組みをご紹介いただきました。HCUの見学では、本沢清美看護科長から説明を受け、患者さんの治療と療養を支える現場への理解を深めました。
また、栄養科で定期的に開催されている管理栄養士による症例検討会にも同席させていただきました。患者さんの状態をさまざまな情報から捉え、必要な栄養支援を検討する過程に触れる貴重な機会となりました。矢野目先生からは、「患者さんのために何をするべきかを考えることが重要です」とのお話があり、知識を身につけるだけでなく、それを患者さんへの支援にどう生かすかを考える大切さを学びました。
周術期の栄養評価や、栄養管理に関する診療報酬上の評価についてもご講義いただきました。集中治療室における管理栄養士の介入効果については、相澤病院が創出したエビデンスが診療報酬上の評価の根拠の一部となっていることをご紹介いただき、臨床現場での実践と研究が制度につながることを学びました。
学生からの質問にも丁寧にお答えいただき、相澤病院栄養科のキャリアラダーについてもご説明いただきました。管理栄養士として段階的に専門性を高めていく道筋を知り、将来の働き方を考える機会となりました。
講義や症例検討会では、血液検査値や薬剤名などが数多く登場しました。学生にとって、大学で学ぶ知識が臨床現場でどのように活用されるかを実感するとともに、今後さらに学びを深める必要性を認識する機会となりました。
ご多忙の中、貴重な学びの機会を設けてくださった矢野目先生をはじめ、相澤病院の皆様に心より感謝申し上げます。