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国際・グローバル

自分の手でつくり上げた照明器具が、学外のコンペティションで、優秀賞に輝きました。

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自分の手でつくり上げた照明器具が、学外のコンペティションで、優秀賞に輝きました。

広い世界で自分の実力を試したい!
その思いで照明器具のコンペティションにチャレンジしました。

 和紙を塩化ビニル樹脂でラミネートしたインテリア素材「ワーロンシート」。丈夫で燃えにくいなどさまざまなメリットがあるため、障子や照明器具の傘などに活用されています。この素材を使った照明器具を考案する「新たな可能性」学生コンペティションに、3年生の秋、ゼミの仲間8人と応募しました。私が今回チャレンジしようと思った理由は、より広い世界で自分の力を試すチャンスになり、また、他大学の学生と交流し、刺激を受ける良い機会になると感じたから。応募を決意すると、アイデアスケッチを次々と描いては、ゼミの担当教員である高橋敏郎先生にチェックしていただき、案を詰めていきました。
私が形にしたいと思っていたのは、ワーロンシートとLEDライトを組み合わせた照明器具です。まず、ワーロンシートという素材について研究し、光をやわらかく通すところに着目しました。その上でLEDライトの光を拡散させる方法を考え、照明器具のデザインを具体化していきました。
ただやみくもにデザインするのではなく、論理的に考えた上で形にしていくというのが、私の設計や作品制作のスタイルです。それは、授業やゼミで自分の意見を論理的に述べることに積極的に取り組んできたからこそ、培われたのだと感じています。
コンペティションに応募した作品のタイトルは「zakuzaku」。その名のとおり、短冊状にカットしたワーロンシートを格子状にざくざくと組み立てて仕上げた、シンプルな形の照明器具です。LEDライトの光がやわらかく広がるように内部は斜めに組むなど、工夫をちりばめました。

「最も可能性がある」という評価をいただき、優秀賞を受賞。
大きな喜びとともに自信も得ることができました。

 10月、デザイン案をまとめたパネルで第一次審査がおこなわれました。ゼミ仲間のうち私を含む3人が通過し、12月から最終審査に向けて実物モデル作品の制作に取り組みました。モノづくりを大切にする姿勢を先生方から学んでいたため、プロに外注することなく、すべてが自分の手づくり。高橋先生のアトリエをお借りして、バンドソーでワーロンシートを200枚以上の短冊に切り分け、徐々に形にしていく過程は、時間も労力もかかった分、やりがいも楽しさも大きいものでした。
そして完成し、真っ暗な部屋で明かりを点けた瞬間、感動で胸がいっぱいになりました。高橋先生やゼミの仲間など支えてくれた人の思いも込められた、とてもあたたかな光だと感じました。
最終審査、講評会がおこなわれたのは、翌年3月、3年生の春休みでした。第一次審査に通過した23点の実際の作品を展示した展覧会で賞が発表されるとあって、当日は緊張しながら会場に向かいました。社団法人 日本インテリアデザイナー協会 中部事業支部や株式会社ワーロンなど、業界の方々も集まる中、いよいよ迎えた発表のとき。優秀賞という栄誉ある賞だけでなく、「今後、商品化などの可能性が最も高いデザイン」という評価もいただき、大きな喜びと、確かな自信を手にすることができました。
今回のコンペティションがきっかけで空間全体の照明計画にも興味を抱くようになった私は、卒業制作でも照明の制作を研究して卒業後、照明関係のデザイン事務所で働くことも決意しました。作品制作を通して身につけた力、そして4年間の学びを活かし、今後は照明を通して人の心豊かな暮らしに貢献していきたいと、胸に希望の光を灯しています。