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ゼミでの研究成果をまとめた論文が、消費者問題に関する「わたしの提言」の受賞作品に選ばれました。

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ゼミでの研究成果をまとめた論文が、消費者問題に関する「わたしの提言」の受賞作品に選ばれました。

「自分の"社会的な価値"を高めよう!」という先生の言葉が、研究に打ち込む力になりました。

 ゼミに所属して間もない2年次のとき、ゼミの先生から「大学では、自分の"社会的な価値"を高めよう!」という熱いメッセージをいただきました。その言葉に深い感銘を受けた私は、「ゼミでの研究に全力で取り組み、社会を生き抜くための力を養おう」と大学生活の目標を新たにし、日々の学びに対してより意欲的になりました。こうして、1年半にわたるゼミでの研究活動をスタートさせました。
研究テーマは、「中古品をオンラインショップでいかに効率よく販売するか」。日頃からタイヤ専門店を経営する実家でアルバイトしていた私は、中古タイヤの販売方法に興味を持っていたため、このテーマに取り組むことにしました。「システムリスク管理論」などのビジネス学部の授業や約30冊の文献から得た専門知識を活かし、中古品をオンラインショップで販売するときのリスクを減らす方法について考察しました。
研究を進める上で着目したのは、「知覚リスク(消費者がモノを購入し、消費する前後に発生する不安)」です。中古品を販売する際、「負の情報」を具体的に開示した方が消費者の知覚リスクが減る商品があるという仮説を立て、実験用ホームページとして、中古タイヤ、古着、中古車を販売する仮想のホームページをそれぞれ作成し、その画面を見せながらのアンケート調査を約200人に対しておこないました。
結果、中古タイヤと中古車に関しては、「負の情報」を具体的に伝えた方が、消費者のオンラインショップへの信頼感が高まり、消費者の購買行動の促進につながるという結論に至り、一方、古着の場合は、「負の情報」を抽象的に表示したほうが、消費者の購買行動の促進につながると言う興味深い結論に至り、仮説を実証することができました。自分の力を出し切って納得できる結論を導き出した経験は、大きな達成感やさらなる研究への意欲にもつながったと実感しています。

約100編もの応募作品のうち受賞作品はわずか4編。その1編に選ばれ、大きな自信も得られました。

 この研究成果を「中古品を販売するオンラインショップの知覚リスク低減方法の考察」というタイトルの論文にまとめ、社団法人 消費者関連専門家会議(ACAP)主催の消費者問題に関する「わたしの提言」に応募しました。このコンクールは、消費者庁が所管するACAPが毎年、広く一般に対して論文を募集するものであり、私が応募した第26回は約100編もの応募作品のうち半数以上が社会人の作品でした。そして、受賞作品として選ばれたのは、わずか4編。その1編に、私の論文が選出されました。1年半かけて打ち込んだ研究が実社会で認められ、さらに、学内の学生部長表彰という栄えある賞にも結びついた今、目標に向かって努力を重ねることの意義を肌で感じています。
研究に熱中し、こうした確かな成果も得られたのは、学習環境に恵まれたからだと感謝しています。ゼミ生一人ひとりと向き合い、それぞれの個性や能力を引き出してくださる先生や、互いに切磋琢磨し、高め合えるゼミの仲間がいるからこそ、信念を持って研究に取り組み、自分から学び取る姿勢が身についたと思います。
今後、卒業論文の作成に向けて研究内容をより深め、また、消費生活アドバイザーの資格試験にも挑戦したいと考えています。さらに、ゼミ活動をはじめ、コミュニティ・コラボレーションセンターを通じての富士山国際エコキャンプ村でのボランティア、出身中学校の野球部での指導など、在学中のさまざまな経験を就職活動や将来の仕事にも活かし、チャンスをつかみ続けたい。そして、社会に、人に、「価値あること」を提案していきたい。この志を持って前進し続けることが、真剣に指導してくださるゼミの先生への恩返しになり、日本の力になる社会人として向上していく礎になると信じています。