交流

2018年01月29日

企画立案の基礎

企画立案の基礎

中間報告会7月5日(水)
最終報告会7月19日(水)

企業に提示された課題を解決するための
企画を立案・プレゼンテーション。
論理的思考力や提案力を鍛えました。

 愛知淑徳大学には、学部の枠を超えて学生たちが自由に履修できる「全学共通科目」が開設されています。その中のひとつの科目群が「アクティブラーニング科目」。本学のコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)、キャリアセンター、国際交流センターの3つの教育機関がそれぞれ授業を開設し、学生たちは地域や社会、世界を学びのステージに、実践力や行動力を身につけています。
 このアクティブラーニング科目のうちのひとつが「企画立案の基礎」。学生たちの地域貢献活動を支援するCCCが開設する授業です。この授業では企業やNPO法人などとコラボレーションし、提示された課題を解決するための企画を立案、プレゼンテーションすることで、論理的思考力や提案力を鍛えます。今回はその授業の様子をダイジェストでご紹介します。

中間報告会

企画立案の基礎

企画立案の基礎

 今回、授業でコラボレーションするのは、日本の格安航空会社であるジェットスター・ジャパン株式会社様。提示された課題は「東海圏の若者のジェットスターを利用した国内旅行の増加」。学生たちは4つのグループに分かれ、それぞれ若者にジェットスターの魅力を伝え、利用率を向上させるための企画を考えてきました。そして7月5日(水)には、その企画を企業の方々にプレゼンテーションする中間報告会がおこなわれました。3つのグループはそれぞれ、事前におこなったアンケート調査から読み取れる若者の傾向やジェットスターの強みや弱みを紹介した後、それぞれのグループが考えている企画について発表。SNSを利用した広報活動の提案や、安さを訴えるパンフレットの制作の提案など、学生ならではの視点で次々とアイディアを披露しました。企業の方々は企画のブラッシュアップにつながるアドバイスを送り、「最終報告会を楽しみにしています」と締めくくりました。

グループワーク

企画立案の基礎

企画立案の基礎

 中間報告会終了後の授業では、企業のみなさまからのアドバイスをいかに企画に盛り込むか、最終報告会に向けた話し合いがおこなわれました。自前のノートパソコンで調べ物をしたり、アンケート結果を見ながら気づいたことを発言したり、学生たちは限られた時間の中で多種多様なアプローチで企画を練り込んでいきました。

最終報告会

 中間報告会からブラッシュアップした最終企画を学生たちがプレゼンテーションする最終報告会が7月19日(水)におこなわれました。学生たちはプロジェクターに映し出したパワーポイントを使って、自分たちの企画を堂々と発表。企業のみなさまも「中間報告会の企画から具体性も実現可能性も格段に上がっていて、正直驚きました。実際に採用したい企画もあり、若い力に刺激をもらいました」とコメントし、学生のがんばりを称えました。

チームベータ ―テレビCMで、認知度UP―

企画立案の基礎

企画立案の基礎

 そもそも若者はジェットスターをあまり知らないことに着目し、認知度UPを目標にした企画を提案。以前ヒットしたJR東海の九州キャンペーンの事例を挙げながら、多くの人に受け入れられる「歌モノCM」を打とうと発表しました。新幹線と飛行機の特長を比較しながらまとめあげたプレゼンテーションにも、高い評価が集まりました。

チームバランス ―ジェットスターで行く、地域ボランティアの提案―

企画立案の基礎

企画立案の基礎

 地域活性化活動が若者に受け入れられていることを示し、「ジェットスターで行く地域ボランティア」を提案したチームバランス。「ボランティアを通じて地域の魅力を外部に発信することで、地方都市が抱える人口減少の解決にもつながる」と、企画の魅力メリットも発表。企業の方々からは目のつけどころがいいと、うれしいコメントをいただきました。

チームバズーカ ―学生モデルによるSNSでの広報活動―

企画立案の基礎

企画立案の基礎

 大学生をターゲットにしたチームバズーカは、若者に人気のSNSをツールでの広報活動を提案。愛知淑徳大学に所属する学生モデルの沖縄旅行を発信することで利用度を上げようという企画で、学生モデルへのアポイントメントも完了しており、実現可能性の高い企画提案に。学生たちの行動力と経験に基づいた企画は、企業の方々にも大変好評でした。

チームキヤノン ―広報ツールを考えるインターンシップの実施―

企画立案の基礎

企画立案の基礎

 多くの大学生が参加するインターンシップを利用して、ジェットスターの認知度をUPさせようと提案。インターンシップのプログラムの一環として「安さを伝えるリーフレット作り」に挑戦してもらうことで、「ジェットスター=安い」というイメージを若者に広めようと企画内容を伝えました。理論的に組み立てられた企画に、称賛の声が集まりました。