交流

2024年04月11日

建築・インテリアデザイン専攻 清水ゼミ 「長久手市丁子田にこんな場所あったらいいな」ワークショップ

2024年1月31日(水)長久手市丁子田集会所

地域のコミュニティスペースのデザインを学生が提案。
住民の方々と交流を深めながら、たくさんのリアルな意見を伺いました。

 建築・インテリアデザイン専攻の清水ゼミでは、建築や都市についてのデザインを通して現代社会の課題解決に努めています。近隣の自治体や団体と連携する機会も豊富で、よりよいまちづくりへの提案などにも挑戦しています。
 その一環として取り組んでいるのが長久手市の丁子田(ちょうしだ)地区の活性化です。長久手キャンパス近くにある丁子田地区は高齢化が進むエリアで、人口減少や人々の交流が少ないことが問題となっています。そこで「空きスペースを地域のために使ってほしい」とご提案いただいた地域住民の方のお家と丁子田集会所を活用し、住民が気軽に集まれるコミュニティスペースをつくることに。2023年12月に第1回目の意見交換会を開催し、住民方から地域に足りないものや不便に感じていることをヒアリング。その内容を踏まえ、2024年1月31日(水)におこなわれた第2回目では、地域の方との交流イベントと、学生が考案した空間デザインについて意見を交わしあうワークショップを実施しました。

 前半の交流イベントでは、ダンサーや振付師として活躍されている浅野信好さんが、学生も高齢の方も楽しめる3つのレクリエーションを考案。初めにおこなったのは、学生と地域の方が向かい合わせに座り、お互いの手を2分かけてつなぐというゲーム。話したりせずにじっくりと時間をかけることで、相手の意図を汲もうとする意識が生まれるようです。続いて、お互いに2本のテープの両端を持ち、手旗信号のように指示を出し合うゲームに挑戦。手を動かすのも指示を出すのも頭を使うようで、学生も住民の方も苦戦しながらも楽しんで取り組んでいました。最後に、1枚の紙を体に見立てて住民の方が紙を動かし、学生がその紙と同じ動きをするというレクリエーションを実施。会場は大いに盛り上がりました。

 レクリエーションで場の雰囲気が和んだところで、本題であるワークショップをスタート。まず、学生たちが地域住民宅と集会所の活用案をそれぞれ発表しました。地域住民宅はスーパーマーケット近くの道沿いにあるため、地域の方が買い物帰りに少し休めるようにカフェのようなデザインに。学生たちが考えたオリジナルデザインの机のほか、テレビやオーディオを配置して、くつろぎ空間となることをイメージしました。集会所については、敷地内の屋外スペースにベンチや縁側を備え、ふらっと立ち寄れて自由に休める空間づくりを意識したようです。

 発表を終えると2グループに分かれて意見交換会が始まりました。学生たちが用意した2つの空間の模型と発表資料をもとに住民の方々が意見を交わし合い、提案に対する修正点や要望などを伝えました。地域住民宅については「飲み物を用意するのではなく、持ち寄りにしたらどうか」「机は長方形のほうが使いやすいのでは」などの意見が。集会所についても、「フリーWi-Fiの設置」や「たたみをフローリングにしてほしい」などの要望が寄せられ、話し合いは白熱しました。最後に学生たちが住民の方々の意見や指摘をまとめて、今回の交流会は終了しました。
 この後、さまざまな意見を整理し今後の活動方針を決定。2月には地域住民宅の片づけをお手伝いしたり、集会所にベンチを設置するなど、一部施工をおこないました。今度も清水ゼミでは、心地良いコミュニティスペースの完成をめざし、アイデアを考え続けていきます。

学生コメント

創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻 3年
堀 拓実さん

 交流会が始まる直前までは、私たちの提案がそのまま採用されてしまって意見交換があまり進まないことを心配していました。しかし、全体を通して想像以上に盛り上がり、話し合いでは厳しい指摘を含めてたくさんの意見を出してもらえたので、とてもありがたかったです。また、今回の取り組みを通して、建築におけるコミュニケーション能力の重要性を実感しました。よりよいまちづくりのためには、いろいろな人の声に耳を傾けることが大切だとわかったので、地域の方と積極的に交流するようにしたいと思います!