交流

2019年04月16日

千種区・名東区 ボラ連&CCC 交流会

千種区・名東区 ボラ連&CCC 交流会

2019年3月27日(水) 星が丘キャンパス アクティブ・ラーニングスタジオ

地域貢献活動に従事する地域の皆さまと学生たちが
共に課題を話し合い、より良い活動のヒントを探りました。

 本学のコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)は、本学の教育の理念の一つである「地域に根ざし、世界に開く」を具現化する教育施設として、学生たちに地域貢献活動の機会を提供することで一人ひとりの自主性や社会性を育んでいます。その活動のすべては、地域の皆さまに支えられてこそ、実現しうるものです。地域の皆さまのご支援に感謝しつつ、地域と学生が相乗効果を発揮しながら共に育ちゆく仕組みづくりをめざしています。

千種区・名東区 ボラ連&CCC 交流会

千種区・名東区 ボラ連&CCC 交流会

 この思いを体現する取り組みが、2019年3月27日(水)、星が丘キャンパスのアクティブ・ラーニングスタジオにて開催されました。この日開催した交流会は、千種区の社会福祉協議会、名東区の社会福祉協議会、CCCの三者が協働し、実現したもの。地域貢献活動に従事する地域の皆さまと本学の学生が交流し、より良い活動の実現に向けた意見交換をおこないました。
 まず、参加者は地域貢献活動の内容に準じた「災害」「子育て」「障がい」「高齢者」の4つの班に分かれ、それぞれの活動においての問題を全員で共有。団体の運営メンバーの高齢化やボランティア参加者が少ないこと、団体を運営するために経済的な困難があること、ボランティア参加者の知識不足、団体メンバーとボランティア受け入れ先との認識のズレなど、多くの悩み事が寄せられました。そして、話し合いを通じて同じ課題や悩みが見えてきたことから、地域貢献活動を続けていくために必要なことは、活動の内容が異なっていても共通していることが明らかになりました。

千種区・名東区 ボラ連&CCC 交流会

千種区・名東区 ボラ連&CCC 交流会

 課題が見えてきたところで、千種区の団体、名東区の団体、学生それぞれが、どのように課題にアプローチできるかを検討し、班ごとに意見を発表。「ボランティアに対する敷居を下げるために、子どものころからボランティアに触れられるよう、地域の子ども活動を活性化させる」「学生が担い手となり、地域とボランティア初心者をつなげていく」「情報発信の入り口としてSNSを有効活用する」などのアイデアが発表され、具体的な解決策を共有することができました。
 地域の皆さまと学生たちが関わり、多くの笑顔が生まれた今回の交流会。本学ではCCCを中心に、地域の皆さまと学生たちとのつながりを創造し、共に育ちあうことでよりよい社会の実現に力を注いでまいります。

運営スタッフ コメント

千種区・名東区 ボラ連&CCC 交流会

福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻 2年(2018年度) 驛田 彩音さん

 現在、来年度から高齢者向けのボランティア活動を主催したいなと計画中です。今回の交流会では、活力あふれる高齢者の方々と直接お話できると知り、参加を決めました。当日は学生代表として司会進行も担いました。そこで目にしたのは、共に会を運営した社会福祉協議会のお二人の親しみあふれる姿。ボランティア団体の皆さんに「〇〇さん、参加してくださったんですね!」と名前を呼んで声をかけている姿から、お互いにとても素敵な関係が築かれているなと感じることができました。また、年齢にとらわれず、やりたいことを実現していくボランティア団体の皆さんのバイタリティにも刺激を受けました。「団体を継続させていくためにも学生の力を借りたい」という切実な声もうかがったので、その思いをしっかりと受け止め、私もやりたいことにまっすぐ、地域貢献活動を続けていきたいと思います。