交流

2011年08月23日

わくわく体験 リニモツアーズ2011

わくわく体験 リニモツアーズ2011

学生が企画したmy箸作りや野菜クイズを通して地域の子どもたちが楽しく学んでいました。

 中学生以下の子どもたちを対象とした「わくわく体験 リニモツアーズ2011」に、愛知淑徳大学の学生たちが企画・運営スタッフとして参加しました。このイベントは東部丘陵線連絡協議会(愛知県、長久手町、名古屋市、瀬戸市、豊田市、日進市)が毎年夏休み期間に開催していて、今年で3回目を迎えます。リニモ貸切列車体験乗車と、リニモ沿線のさまざまな施設での体験学習がおこなわれ、子どもたちにとっては夏休みの宿題や自由研究に役立つイベントとなっています。
愛知淑徳大学ではコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)を拠点に、CCCの学生有志団体「エコのつぼみ」、ビジネス学部 三浦ゼミのボランティアグループ「VEGI☆GAGA」の2団体が、6月頃から体験学習の企画・準備を進めてきました。そしてイベント当日の8月23日(火)、それぞれが体験学習を実施し、会場となった長久手町文化の家は子どもたちの元気な笑顔であふれていました。

「エコのつぼみ」による「my箸作り」

 企業と協働して環境保護に関する活動をおこなっている「エコのつぼみ」。今回、間伐材を活用したエコを子どもたちに楽しく知ってもらおうと「my箸作り」を企画しました。まず学生たちがパネルを使って間伐材についてわかりやすく説明し、子どもたちの興味や関心を引き出した上で、長野県・木祖村の間伐材を使ったmy箸作りに取り組みました。子どもたちは学生たちのアドバイスを受けながら、好きな色のマニキュアやラインストーンを選び、柄の部分を思い思いにデコレーションしていました。「マニキュアで塗るのが難しかったけど、おもしろかった!」「使うのが楽しみ!」とはしゃぐ子どもたちの姿を見て、学生たちもやさしい笑顔を浮かべていました。

「エコのつぼみ」代表のコメント

学生有志団体「エコのつぼみ」
学生有志団体「エコのつぼみ」

文化創造学部 文化創造学科 多元文化専攻

 CCCのスタッフの方に声をかけていただき、今回初めて「わくわく体験 リニモツアーズ」に参加。これまでに企業との環境イベントや地域のイベント、大学祭で「my箸作り」のブース出展をしてきた経験を活かして企画・運営をしました。間伐材だけでなく、使い古しのマニキュアをペイントに使うのも、エコなポイントです。今日、子どもたちが夢中になって取り組んでくれて、とてもうれしく思いました。この体験学習をきっかけに間伐材の利用や森林保護などへの興味を高め、行動につなげてもらえたらと願っています。

「VEGI☆GAGA」による野菜クイズ「野菜博士になろう!」

 「VEGI☆GAGA」は現在、長野県南部の農業青年グループや名古屋市の洋菓子店の協力のもと、規格外野菜を使ったスイーツの商品化に取り組んでいます。その知識を活かして、「野菜博士になろう!」と題した○×クイズを実施しました。「ナスはトマトと同じ仲間?」「カボチャの旬は7~8月?」など8問を出題。子どもたちは正解するたびに「やったー!」と大きな歓声を上げ、楽しみながら野菜への興味を深めていました。全問正解の子どもたちには規格外野菜のセットが贈られ、また、商品化を進めている「トマトのパウンドケーキ」を参加者全員にプレゼント。味や栄養、安全性は同じなのに廃棄されてしまう規格外野菜について、そのおいしさを実感し、楽しみながら考えを深める学びの場となりました。

「VEGI☆GAGA」代表のコメント

ビジネス学部 三浦ゼミ「VEGI☆GAGA」
ビジネス学部 三浦信宏ゼミ「VEGI☆GAGA」

ビジネス学部 ビジネス学科

 長野県南信州の農家の方々と飯田市から依頼を受けて取り組んでいる「規格外野菜のスイーツ開発」の一環として、以前、南信州の現地視察をおこないました。そこでとれたて野菜のおいしさに感動し、規格外野菜の存在を多くの人に知ってほしい!という思いを強くしました。今回も子どもたちに日本の農業や食の大切さについて感じてもらえたらと考え、体験学習の企画・運営に力を注ぎました。今日、子どもたちの笑顔を見て、今後、本格的に商品化を進めていくチカラをもらいました!