交流

2015年03月02日

長久手市ごみ減量キャラクター市長報告会

長久手市ごみ減量キャラクター市長報告会

平成27年1月23日(金) 長久手市役所 市長室

ながくて大学生ごみ減量プロジェクト「Na-Gomi」。
大学の枠をこえて地域と連携し、活動の幅を広げています。

 長久手キャンパスが位置する長久手市は、平成26年度からの10年間にわたるごみ減量・資源循環に関する施策を推進しています。その中で、本学の学生4人と愛知県立大学の学生4人が連携し、学生目線でごみ減量を考え、行動していく「ながくて大学生ごみ減量プロジェクト『Na-Gomi』」を立ち上げました。
 Na-Gomiのメンバーは、ごみ処理施設や資源回収・リユース品の提供などをおこなう「ながくてエコハウス」の見学などを通して長久手市のごみ問題の現状を把握。その上で「スポーツごみ拾い」「ごみ分別ゲーム」などのイベントを企画・実施し、大学生だけでなく地域の人々に対する啓発活動に励んできました。

ごみ減量キャラクターを生み出し、愛称を一般公募。

 新たな取り組みとしては、ごみ減量キャラクターの創出を企画。より多くの人がごみ減量・資源循環の大切さを理解し、リデュース・リユース・リサイクルの3R行動を起こすためのきっかけづくりをめざしました。その一歩として、平成26年3月開催の「ながくて環境フェア」にNa-Gomiブースを出展し、どんなキャラクターが親しまれるのかを調査。結果を分析してNa-Gomi内で話し合い、メンバーの一人である本学メディアプロデュース学部3年の山田さんが描き起こしていきました。そして、誕生した2体のキャラクターの愛称を、全国から公募。集まった219通の1通ずつを学生たちが読み込み、議論を重ねて決定しました。

地域の課題解決に、学生たちがチカラを発揮。

 平成27年1月23日(金)には、Na-Gomiメンバーと、学生たちを支援する愛知淑徳大学コミュニティ・コラボレーションセンターのスタッフが長久手市役所を訪れ、吉田一平市長をはじめ、くらし文化部や環境課の方々にキャラクターの誕生と命名を報告。命名者への感謝状贈呈のほか、Na-Gomiの活動報告もおこなわれました。吉田市長は「素晴らしいキャラクターをつくっていただき、とてもありがたいと感謝しています。学生の皆さん、これからも一緒に活動し、長久手市をよりよいまちにしていきましょう」とニッコリ。学生たちも晴れやかな笑顔で、ごみ減量プロジェクトへの意欲をさらに高めました。
 今後、2体のキャラクターは、ごみ減量をPRする印刷物やグッズに活用されます。地域の課題解決に向かって、学内外のさまざまな人と協働する経験は、学生たちを一回りも二回りもたくましく成長させています。

ごみ減量キャラクター

●あすりー
資源には限りがあり、その資源は「未来からの預かり物」。身近な未来=明日(あす)と3Rの頭文字=Re(りー)を組み合わせて『あすりー』と命名

●すいっとり
とてもキレイ好きなトリで、ごみを見るとまんまるい体に吸いとり、吸いとったごみをリサイクルするというイメージで命名。

「Na-Gomi」メンバーのコメント

学びの成果を実社会で発揮できたことに感謝し、今後も長久手市のごみ減量に力を注ぎます。

 Na-Gomiの8人が力を合わせて考案したキャラクターがカタチになり、ステキな名前もいただいて、とても感動しています。吉田市長をはじめ長久手市の皆さんにも好意的に受け入れていただき、今後、ごみ減量・資源循環を進めていく人の輪を大きく広げたいと熱い思いが込み上げています。私は大学で「地域コミュニティデザイン」を専攻し、人に伝わりやすいデザインを追究しています。その学びの成果を今回のキャラクター制作に活かすことができ、貴重な実践の場をいただけたことに深く感謝しています。これからも日々の学修やNa-Gomiの活動に励み、地域貢献に活かすことのできる知識や力を身につけたいです。