追究

2015年03月06日

メディアコミュニケーション専修 片山ゼミ × 都市環境デザイン専修 「Colorful room」展

メディアコミュニケーション専修 片山ゼミ×都市環境デザイン専修「Colorful room」展

平成26年10月27日(月)~11月7日(金) 長久手キャンパス 8号棟5階 ミニギャラリー

専門分野の枠を越え、学生たちがコラボレーション。
展覧会の企画・実施を通して刺激を与え合いました。

 メディアプロデュース学部 メディアコミュニケーション専修の片山一葉ゼミは、写真や映像、グラフィックデザインが専門。学生たちは各自が設定したテーマを2年間かけて研究し、そのテーマがより魅力的・効果的に表現できるように調査・制作活動に励んでいます。その過程でカタチになった作品を展示し、第三者からの評価を研究に役立てようと、3年生の8人が展覧会の開催を発案。会場づくりでは、空間設計を専門的に学ぶメディアプロデュース学部 都市環境デザイン専修の学生有志15人に協力を依頼しました。

 ヴィジュアルメディアと空間造形メディア、それぞれの専門性を発揮し、互いの感性を刺激し合う展覧会をつくろう――その思いのもと、片山ゼミの学生が展示会に対する要望や作品コンセプトを的確に伝え、都市環境デザイン専修のメンバーが展示空間の構成アイデアをいくつも提示しました。モチーフとなったのが、「女の子の部屋」。片山ゼミの学生が生み出した個性豊かな作品それぞれの魅力が活きる、展覧会名「Colorful room」の通り、色彩豊かな空間づくりをめざしました。

 優しいタッチで描かれたオリジナルキャラクター、ノスタルジックなコマ撮りアニメーション、食欲をかき立てる料理の写真集、花のパターンをあしらった折り紙...。片山ゼミの学生たちの作品が並んだ展覧会には、会期中、大学祭もおこなわれたことから多くの人が訪れました。両専修の学びを結集させてつくり上げた空間はたくさんの笑顔であふれ、学生たちは大きな達成感を得ました。
 メディアプロデュース学部の魅力は、今回のコラボレーション企画のように専門性を活かす実践の場が数多く用意されていること。自分の興味を追究できる環境で、学生たちは学び合い、高め合いながら、日々の学修を充実させています。

参加した学生のコメント

お互いの専門性を発揮し、「Colorful room」をつくり上げました。

 片山ゼミの作品は、表現方法が多岐にわたり、個性豊かです。その多彩な作品のカラーを、ひとつの空間で輝かせるにはどうすればいいのか。都市環境デザイン専修のメンバーが2班に分かれ、片山ゼミのメンバーにアイデアを提案するコンペティションの形式を取り、準備を進めました。「実社会の制作現場での仕事」を想定しながら、展覧会づくりに関わるすべての学生の心をひとつにし、積極的なコミュニケーションを心がけて皆の思いをカタチにしていきました。完成した会場で、来場者の皆さんが楽しく観覧する姿を見ることができ、この上ない嬉しさを感じています。今回、他の専修から刺激を受けた経験を、これからの研究・制作活動に活かしていきたいと思います。