MESSAGE/専攻からのメッセージ

創作の世界を冒険する私たち 

創作表現専攻主任 角田達朗

 私たち創作表現専攻では、小説、評論、詩歌、児童文学、戯曲(演劇の脚本)、映画シナリオ、マンガなど、世の中で親しまれている諸ジャンルの創作表現を学んでいます。それらジャンルの間には一見大きな隔たりがあるようです。たとえば小説とマンガだと、言語に特化した表現と視聴覚に重きを置く表現という違いがあります。しかし、小説にも場面が目に浮かぶような視覚的表現が必要だし、マンガにもストーリーやセリフが付きものです。自らの感性と創造力の結晶を他者に届くコンテンツとして作り上げるために不可欠な要素は、いずれのジャンルにも共通しているのです。
 このようなクリエイティブな表現力は、今日のマルチメディア社会において、作品制作に能動的に携われる能力でもあり、人生をより豊かに楽しめる能力でもあります。私たちが用意している授業はいずれも、そのような創作表現に関わる力を、さまざまな理論や教養を身に着けつつ、演習による実践と批評を積み重ねることでレベルアップしていくものです。
 前身の短期大学国文学科、同文芸学科、文化創造学部表現文化専攻、メディアプロデュース学部クリエイティブライティングコース、同創造表現専修からは、これまでさまざまなジャンルで活躍するクリエイターを輩出してきました。その伝統を受け継ぎながら、今後も新たなクリエイターを育成していきます。

 

ORGANIZATION/コース概要

豊かな感性と表現力で言葉を創造。人の心を動かす“言語表現者”に。

メールやSNSをはじめ、日常的に文章を書くことが不可欠な現代。その中で、自分の思いや自分の言葉で表現できることは大きな強みとなります。創作表現専攻では、完成と理論の両面から”言葉”を学び、豊かな表現力や独創性を身につけます。経験豊富な専門家がオリジナリティあふれる授業を展開。一人ひとりの個性が発揮できるように指導します。プロの作家やライターを目指すだけではなく、紡いだ言葉で人の心を動かすことができる”言語表現者”として、他分野での活躍が期待されます。

 カリキュラム

演劇系科目の紹介