清水 良典/しみず よしのり

趣味はギター。ブルース系です。

趣味はギター。ブルース系です。

メッセージ

現代小説と小説創作を教えています。大学教員よりも長く、文芸評論家としての執筆活動をしていて、いろいろな新聞や雑誌に新刊本の書評や、文学の新しい話題について書いています。大学で教えるようになって十数年になりますが、ようやく教え子の中からプロの書き手がちらほら育ってきました。ジャンルは何であれ、ものを書くには長い時間がかかります。またそのあいだ孤独に耐えなければなりません。しかし、自分で満足できる作品を仕上げることができたとき、全ての労苦が瞬時に快楽に変わるのです。その快楽は人生の他のどんな快楽をも上回ります。文章を書く幸福を、いっしょに追求しましょう。

担当授業科目

基礎演習Ⅰ
クリエイティブライティングa
基礎演習Ⅱa
基礎演習Ⅱb
文芸理論a
現代小説a
演習Ⅰ(1)
演習Ⅱa(1)
演習Ⅱb(1)
演習Ⅲa(1)
演習Ⅲb(1)
卒業プロジェクト

演習について

ゼミ旅行・企画

例年、9月上旬に2泊3日でゼミ合宿を行っています。前期に書いた作品を合評したり、合宿中に短い課題創作に全員で取り組んで、批評しあうのも恒例行事です。

学生の卒業研究(卒論・修論)

ほとんどの学生は創作を提出しますが、評論あるいは研究論文を提出することも可能です。

研究課題・活動など

谷崎潤一郎の評論でデビューしたので、谷崎研究会に所属しています。他に日本近代文学会に所属しています。
評論家としては、現代文学の新しい作品にいつも目を配っています。

著書には、『作文する小説家』(筑摩書房)、 『虚構の天体 谷崎潤一郎』(講談社)、『文学がどうした!?』(毎日新聞社)、『最後の文芸時評』(四谷ラウンド)、『笙野頼子 虚空 の戦士』(河出書房新社)、『増補版 村上春樹はくせになる』(朝日文庫)、『2週間で小説を書く!』、 『MURAKAMI 龍と春樹の時代』、)『あらゆる小説は模倣である。』(ともに幻冬舎新書)、『文学の未来』(風媒社)、『書きたい のに書けない人のための文章教室』『デビュー小説論』(ともに講談社)など。
共著には、『高校生のための文章読本』、『新作文宣言』(ともに筑摩書房)など。

略歴

1954年奈良県生まれ。立命館大学文学部日本文学専攻卒。
1986年 群像新人文学賞評論部門を受賞。
1993年 名古屋市芸術賞奨励賞を受賞。
2011年 愛知県芸術文化賞を受賞
2012年 中日文化賞を受賞